菊池雄星

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 「マリナーズ7−9ホワイトソックス」(13日、シアトル)

 マリナーズの菊池雄星投手(28)はホワイトソックス戦に登板し、2回1/3を投げて10安打5失点で10敗目(6勝)を喫した。60球で1四球1奪三振。防御率は5・46。1イニング限定で登板した4月26日のレンジャーズ戦を除いてメジャー自己最短の降板だった。

 マリナーズのルーキーでは99年のガルシア以来、20年ぶりとなるシーズン30度目のマウンドに上がった菊池。前回7日のアストロズ戦は勝敗こそつかなかったが、5回1失点と好投しており、首脳陣の期待を背負っての登板となったが、初回2死走者なしから主砲アブレイユに33号ソロを浴びて先制点を許す。カウント2−2から甘く入った150キロ直球を完璧に捉えられ、左中間へ運ばれた。さらに連打を浴びて、一、二塁とされたが、6番メンディックを三ゴロに打ち取り、最少失点に抑えた。

 その裏の攻撃で味方打線が3点を奪って逆転に成功。しかし、この日の雄星はぴりっとしない。2死走者なしから3連続安打を許して1点を失う。2死一、二塁で迎えたアブレイユを高めの148キロ直球で右飛に仕留めたが、右中間フェンス前まで飛んだ打球は紙一重の当たりだった。

 1点リードの三回。低めに集めていた投球が次第に乱れ始める。先頭に四球を与える、5番モンカダに初球、146キロ直球を左中間三塁打されて同点とされる。メンディックには1ストライクから内角高めのカーブを左翼線へ勝ち越し打。エンゲルに1ボールから外寄り146キロを左越えへ被弾。今季12度目となる“マルチ被弾”。一塁側ベンチからサービス監督が飛び出し、投手交代を告げた。

 シーズン10敗目。日本人投手がメジャー1年目に2桁敗戦を記録したのは16年の前田(ドジャース、16勝11敗)以来、史上6人目。過去の記録は以下のとおり。

02年 石井一久(ドジャース)14勝10敗、28試合、防御率4・27

07年 松坂大輔(レッドソックス)15勝12敗、32試合、防御率4・40

08年 黒田博樹(ドジャース)9勝10敗、31試合、防御率3・73

09年 川上憲伸(ブレーブス)7勝12敗、32試合、防御率3・86

16年 前田健太(ドジャース)16勝11敗、32試合、防御率3・48