市民ランナーでにぎわう都内の公園で最終調整した神野大地

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 15日に行われる東京五輪マラソン代表選考会MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に出場する「3代目・山の神」神野大地(26)=セルソース=が14日、東京都内の公園で最終調整した。多くの市民ランナーが、ゆっくりしたペースでジョギングを楽しむ中、小気味良い走りとペースで約10キロを駆け抜けた。青学大時代に箱根駅伝5区で活躍した「3代目・山の神」の軽やかな走りに市民ランナーから感嘆の声が上がった。

 その後、神野は近隣の陸上競技場に移動。中高生が貸し切りで使用していたが、高木聖也コーチ兼マネジャー(27)が引率する先生に事情を説明し、使用の快諾を得ると、スピードを上げた150メートル走を数本行い、最終調整を終了した。「神野さん、頑張って〜!」と中高生から温かい声援を受けると「ありがとう」と手を振って陸上競技場を引き上げた。

 「これで、やることはすべてやりました。明日、走るだけです」と神野は充実した表情で話した。「神野はチヤホヤされるほど、調子が上がる」と独特のエールを送る青学大時代の恩師、原晋監督(52)に対しては「僕は絶好調です、と言いたいです」と笑顔で応じた。

 市民ランナーでにぎわう都内の公園では、神野のほか多くの男女選手が最終調整した。男子では「初代・山の神」今井正人(35)=トヨタ自動車九州=、12年ロンドン五輪5000メートル&1万メートル代表の佐藤悠基(32)、神野の青学大時代のチームメートの橋本崚(25)=GMOアスリーツ=、18年アジア大会4位の園田隼(30)=黒崎播磨=、潜在能力未知数の若手の鈴木健吾(24)=富士通=ら、女子ではトラックを含め5大会連続の五輪出場を目指す福士加代子(37)=ワコール=、18年北海道マラソン優勝の鈴木亜由子(27)=日本郵政グループ=らがトップランナーのオーラを漂わせながら、休日の公園内を疾走した。