TORONTO, ON - SEPTEMBER 13: Masahiro Tanaka #19 of the New York Yankees walks back to the dugout at the end of the fourth inning of their MLB game against the Toronto Blue Jays at Rogers Centre on September 13, 2019 in Toronto, Canada. (Photo by Cole Burston/Getty Images)

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先制許す→逆転!しかし直後に失点で終始苦戦



 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が13日(日本時間14日)、敵地ロジャーズ・センターでのトロント・ブルージェイズ戦に先発登板し、5回4失点で勝ち投手の権利は得たものの自身11勝目はならなかった。
 
 ヤンキースはロード11連戦の9戦目。この日からのブルージェイズ戦の3連戦は過去同チームに13勝5敗、防御率2.69と好相性の田中の先発で幕を開けた。
 
 オースティン・ロマイン捕手とバッテリーを組んだ田中は初回、スプリットとスライダーを決め球に2者連続3球三振をマークするなど3者凡退と完璧な立ち上がりを見せる。しかし、0-0で迎えた2回に5番のランダル・グリチック外野手に対してインサイドのスプリットを左翼スタンドに運ばれて0-1と先制を許した。
 
 田中は3回を無失点としたものの、中盤の4回は1死一塁からリース・マクガイア捕手にスライダーを中堅への適時二塁打とされ2失点目。さらに続くテオスカー・ヘルナンデス外野手にもゾーンに入った低めのスプリットを適時内野安打とされて0-3とリードを広げられた。
 
 ここまで田中を援護できていなかったヤンキース打線は、5回にようやく反撃を見せる。メジャー1年目の左腕アンソニー・ケイ投手に対して無死二塁からクリント・フレイジャー外野手とロマインの連続適時打で2点を返すと、なおも1死一、三塁でブラディミール・ゲレーロJr.内野手の野選によって3-3の同点に追い付いた。
 
 攻撃の手を緩めないヤンキースは、ブルージェイズ2番手のジェイソン・アダム投手に対して二、三塁と攻め立てると、この日4番に入ったジオ・アーシェラ内野手が中前へ2点適時打を放ち5-3と一気に逆転に成功。田中に待望のリードをプレゼントした。
 
 しかし、援護をもらった田中は、勝利投手の権利がかかる直後のマウンドで先頭のボー・ビシェット内野手に二塁打を許しピンチを招くと、続くケバン・ビジオ内野手には93.2マイル(約150キロ)のフォーシームを中前への適時打とされて4-5と1点差に。それでも、後続を抑えて5回を完了し自身11勝目の権利を手にした。
 
 田中は6回のマウンドには登らず、この日は5回88球(ストライク64球)を投げて被安打8、無四球、奪三振6、失点4の内容で防御率4.60。マウンドをリリーフ陣に託してダグアウトから戦況を見守る側に回った。
 
 地区優勝マジックを「5」としてカウントダウンに入り、勝ちを着実に拾っていきたいヤンキースは、6回は2番手のトミー・ケインリー投手が6番から始まるブルージェイズ打線を3者凡退に抑え終盤を迎える。
 
 しかし、7回に3番手として登板したアダム・オッタビーノ投手が誤算だった。先頭打者に右前安打を許すと、直後に暴投で無死二塁。さらにビシェットに四球を与えるなど1死一、三塁としたところでまさかのボークを喫して5-5の同点に。これによって田中の勝ち星が消滅してしまった。オッタビーノはこの後、申告敬遠などもあって一、二塁としたが、後続を三振に抑えて逆転は許さなかった。
 
 試合は同点のまま9回を迎え、ヤンキースは5番手のルイス・セサ投手が1死一、三塁のピンチを招くも、ゲレーロJr.を遊ゴロ併殺に打ち取って何とか無失点。サヨナラを許さず延長戦に突入した。
 
 8回から続いた両チーム無得点のイニングは延長11回まで伸び、迎えた12回、ついに決着の時が来る。先攻のヤンキースは代打で主砲のアーロン・ジャッジ外野手を起用するも無得点。そして直後の守備で6番手のタイラー・ライオンズ投手が先頭のビシェットに左翼スタンドへこの日3安打目となる第11号ソロ本塁打を叩き込まれ5-6でサヨナラ負けを喫した。
 
 ヤンキースは連勝が「2」でストップし、アメリカン・リーグ東地区の優勝マジックは「5」のままとなっている。