TORONTO, ON - JUNE 04:  Masahiro Tanaka #19 of the New York Yankees delivers a pitch in the first inning during MLB game action against the Toronto Blue Jays at Rogers Centre on June 4, 2019 in Toronto, Canada. (Photo by Tom Szczerbowski/Getty Images)

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4回までに3失点。甘く入ったスプリット捉えられる



 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が13日(日本時間14日)、敵地ロジャーズ・センターでのトロント・ブルージェイズ戦に先発登板し、5回4失点で11勝目の権利を得て交代した。
 
 2連勝中で着実に地区優勝マジックを減らしているヤンキースはこの日、6年連続2ケタ勝利をマークしている田中が先発。ロード11連戦の最終カードとなったブルージェイズ戦の初戦に臨んだ。
 
 田中は初回、1死から2番のケバン・ビジオ内野手をカウント0-2から87マイル(約140キロ)のスプリットで3球三振に仕留めると、続くブラディミール・ゲレーロJr.内野手も84.7マイル(約136キロ)のスライダーで2者連続の3球三振として上々の立ち上がりを見せる。
 
 しかし、0-0で迎えた2回、1死から5番のランダル・グリチック外野手に対してはカウント1-0からの2球目、インサイドの86.2マイル(約139キロ)のスプリットを捉えられると、打球は左翼スタンドに飛び込む先制ソロ本塁打に。落ち切らなかったスプリットに悔いが残る一発となってしまった。
 
 田中は3回を無失点に抑えたものの、4回には1死一塁からリース・マクガイア捕手にスライダーを弾き返され中堅への適時二塁打で0-2。さらに続くテオスカー・ヘルナンデス外野手にもストライクゾーンに入ったスプリットを当てられると、これが適時内野安打となって3点のリードを許す形となった。
 
 一方、ヤンキース打線は5回に反撃。ブルージェイズ先発の左腕アンソニー・ケイ投手に対して4回まで苦戦していたものの、この回は先頭のブレット・ガードナー外野手が二塁打で出塁すると、ここから2者連続適時打が飛び出して2-3と1点差に迫る。
 
 なおもD.J.ラメイヒュー内野手による左前安打で4連打とし、1死一、三塁としたところでルーク・ボイト内野手がゲレーロJr.の野選によって三塁走者が生還。あっという間に同点に追い付いた。
 
 ここでケイをマウンドから引きずり下ろしたヤンキース打線。さらに2番手のジェイソン・アダム投手に対しても猛攻は止まらず、1死二、三塁からジオ・アーシェラ内野手が中前へ2点適時打を運び、この回一挙5得点で5-3と逆転に成功する。
 
 味方の援護で一転してリードをもらった田中だったが、直後のマウンドでピリッとしない。先頭のボー・ビシェット内野手に左翼への二塁打を許すと、続くビジオには高めの93.2マイル(約150キロ)のフォーシームを捉えられ、これが中前に抜ける適時打となって失点を重ね5-4とされた。それでも、後続を抑えて同点、逆転は許さず、田中は勝利投手の権利を持って前半5回までを投げ終えた。
 
 この時点で88球に達した田中は、6回のマウンドには上がらず交代。この日は5回88球(ストライク64球)を投げて被安打8、無四球、奪三振6、失点4の内容で防御率を4.60としている。田中はの被安打8は8月22日(同23日)以来で、過去13勝5敗、防御率2.69と得意としていたブルージェイズ打線にこの日は苦戦を強いられた。