橋本環奈さん

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 9月6日から公開中の映画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」が好調です。9日に発表された週末動員ランキングでは「天気の子」を抜き、初登場1位を記録しました。アニメでも人気を博した同名コミックの実写化で、ヒロイン・四宮かぐやを演じているのが女優・橋本環奈さんです。

重圧に耐え、期待に応え続ける秘訣は

 ヒロインの名は1000年前の古典「竹取物語」のかぐや姫に由来するもの。かつて「1000年に1人の美少女」として世に出た橋本さんには、ふさわしい役といえます。

 もちろん、二次元のヒロインを生身の人間が演じるのは高難度ですが、彼女の場合、実写モノでの強さは映画「銀魂」シリーズなどでも証明済みです。

 また、映画「セーラー服と機関銃−卒業−」や連続ドラマ「警視庁いきもの係」(フジテレビ系)などで、制服モノとの相性の良さを発揮。「1000年に1人」や「天使過ぎる」といったブレーク時のイメージを維持し、生かしながら女優業につなげています。

 とまあ、さらりとした調子で書いてきましたが――。実はこれ、すごいことなのです。「〜に1人」とか「〜過ぎる」などの触れ込みで注目されても、その一瞬だけで終わってしまう人がほとんどなのですから。高すぎるハードルで世に出た場合、その重圧に耐えながら、期待に応え続けるのは至難のワザです。

 ではなぜ、彼女はそれをこなせているのか。鍵になりそうなのは、私生活です。最近、意外な酒豪ぶりがトーク番組で明らかになりました。

「アナザースカイII」(日本テレビ系)でドイツに行き、本場のビールを満喫。この番組ではおとなしめの飲み方に思えましたが、その後の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)で、自由時間での武勇伝が発覚します。現地の人たちに「子供がビール飲んでる」というような目で見られながら、昼間から閉店間際まで飲みまくり、道端にかばんの中身をぶちまけたりしていたとか。本人いわく、

「2杯くらいまでは休肝日かな、と思ってます」

 ということで、仕事が終わると「飲みたくなっちゃう」そうです。こうした心理について、有吉弘行さんが鋭い分析をしました。

「飲まないと、リセットした気にならないんだよね」

 そう、彼女の場合、それが当てはまります。というのも「家でも気を抜くことができない」タイプのため、さまざまなマイルールに縛られているとか。「家でも」ということは、外ではなおさらということです。例えば、今回の映画で主人公を務めたKing & Princeの平野紫耀さんは、彼女の誰とでもすぐ仲良くなれる能力に驚いたとパンフレットの中で語っています。

「監督に『前にも作品で一緒だったんですか?』って聞いてみたら『今回が初めて』って言われて『すごいな。そんなに急に行けちゃう?』みたいな感じでした(笑)」

 また、浅川梨奈さんは共演前にいろいろな人から、「橋本環奈は最高だよ」と聞かされていたそうで、

「実際最高でした」(同パンフレットより)

 とのこと。これは橋本さんが瞬時に相手のキャラクターを理解し、常に「最高」の自分で付き合えるということでしょう。ノリの良さだけではとてもこうはいかず、気遣いを集中して保つことが必要です。こうした緊張感から解き放たれるのが、お酒を飲むひとときなのでしょう。

おばあちゃんになっても使われる女優

 とはいえ、リセット状態の彼女も魅力的なようです。「A-Studio」(TBS系)では、小栗旬さんの家に3泊4日してしまった話をしていました。彼は、妻の山田優さん共々酒豪で知られています。酔っぱらったときに出る、素の彼女もなかなかいい感じなのだと思われます。

 しかし、どんな芸能人も万人から好かれるわけではありません。ネットではその酒豪ぶりについて、独特のハスキーボイスや一時よりふっくらした体型と関連付け、「酒やけ」「酒太り」ではと揶揄(やゆ)する意見も飛び出しました。それでも、大多数の人は好意的なようです。声については本人もコンプレックスのようですが、

「すっごくかわいい顔して、声ハスキーで、サバサバしてて、そこがまたいいよね」

 という指摘が。体型については「顔がかわいい子はちょっと太ってもかわいい」「女の子っぽく柔らかそうな感じで、いいなあって思う」といった感想が見受けられました。

 実際、彼女が“ぶりっこ”声だったり、モデル体型だったりしたら、逆に今ほどブレークしていなかったかもしれません。その辺りのギャップや親しみやすさも絶妙な気がします。

 この先、彼女はどうなっていくのか。声の似た石原さとみさんや、体型の近い深田恭子さん辺りが何となくイメージされますが、前出の「アナザースカイII」では、こんな目標を語っていました。

「生涯現役で、おばあちゃんになっても『橋本環奈』っていう女優を使いたいって思ってもらえるように、これから頑張りたいな」

 つまり、今後何十年にもわたって活躍できる個性的な女優にということです。それは、きっと実現するでしょう。何しろ彼女は「1000年に1人」という高すぎるハードルを既に乗り越えた人なのですから。