会社員と「働きアリ」の姿がダブって見えること、アリませんか?(イラスト:じゅえき太郎)

ゆるいタッチと独特の世界観で、SNS総フォロワー数30万人にものぼる大人気イラストレーターのじゅえき太郎氏。

そんな著者の最新作『正直、仕事のこと考えると憂鬱すぎて眠れない。』が9月20日についに発売される(Amazonでの事前予約でイラストデータ特典あり)。

本書では、ビジネスパーソンが日々感じているあるあるな悩みを4コマ化し、それを少しでも軽くするための解決策を模索する。本書の内容を一部抜粋、編集のうえお届けしたい。

はじめまして。じゅえき太郎と申します。


僕は現在、昆虫の4コマ漫画やイラストをSNSにアップしながらフリーのイラストレーターをやっていますが、数年前まではサラリーマンとして、まさに「働きアリ」のように休日もほとんどなく働いていました。

今回から数回にわたって、当時の経験や見聞きしてきたことから仕事に関する悩みと、それを少しでも軽くするための方法を紹介していこうと思います。

さて、今日は3連休初日ですね。

いつもより長い休みを満喫できる人がいる一方で、僕がそうだったように、たまの休みも楽しめない人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな「休日のあるある」を紹介したいと思います。

休みを有意義に過ごせず自己嫌悪に陥る


働いているときは、休日になったらどっかに出かけよう、誰かと会おう、とさまざまな楽しい計画を立てます。

しかし、いざ休日になるとありとあらゆることが面倒くさくなり、布団から出るのは11時過ぎ、そこからふと気づくと夕方になっていたなんてことがよくあります。

この現象を僕は「めんどくさ現象」と呼んでいます。

「めんどくさ現象」が起きている最中はなにも感じないのですが、夜になると突然反動がきて「大切な休日1日ムダにしたなー、最悪だよ」と自己嫌悪に襲われます。

そんなときは「めんどくさ現象」が起きていたときの自分を許してあげましょう。終わってしまったことは仕方がないのです。まわりから「1日、寝てたの!?」と驚かれても、「なにが悪い」というオーラを出し、りりしい顔でやり過ごすのがおすすめです。

携帯があると休日もなにも関係なくなる


1週間に約2日間の大切な休日、仕事のことは1ミリも考えたくありません。

仕事のことは忘れて、充実した休日を送ろうとしている人を、一気に会社モードに引き戻す恐怖の機械があります。それは、携帯電話です。

携帯電話は恐ろしい道具です。たしかに友人や家族と使う分には便利でつながりを感じられていいものなのですが、電話番号を会社の上司やお客さんに教えた途端、その人たちとも24時間のつながりをもってしまうのです。

番号を教えないという作戦もあるのですが、上司から「電話番号教えて」と言われたら、「嫌です」とはなかなか言えません。

想像してみてください、平和な休日に「ボケーッ」とYouTubeを見ているときに、突然携帯が鳴り、画面に上司の名前が出てくることを。休日終了の合図です。

僕は、くつろいでいる体勢から瞬時に立ち上がって、電話に出ます。無意識に姿勢を正してしまうくらい、上司からの突然の電話は緊張が走るものです。また、電話を切った後の疲労感はとても数分の電話とは思えません。

着信を無視しても「なんの電話だったんだろう」「なんかやっちゃったかな」という不安が休日の邪魔をします。おちおち休んでもいられず結局かけ直すはめになるので、諦めて早めに対応してしまいましょう。

休みあけの前日はなんだか眠れない


休みあけの前日は「あー、明日から仕事かー」「また、あの人に会わないといけないのか、やだなー」と考えすぎて眠れなくなってしまうことがあります。

結果、眠りにつくのが遅くなり、休みあけから寝不足という事態。

これまで生きてきて「やったー、明日から仕事だ!」と言っている人はあまり見たことがありません。しかし、「明日から仕事だ、最悪……」と言っている人はたくさん見てきました。では、眠れないときはどうしたらいいのでしょうか。

僕がとっていた行動は頑張って考えないということです。それだけです。

もう少し詳しく説明すると、仕事が終わって会社から1歩外に出たら会社を自分とは無関係のただのビルだと考えていました。

そうやって、出勤するその直前まで好きな音楽やラジオなどを聴くなどして、全力で頭の中から仕事のことを追い出しましょう。

仕事のことは、会社に1歩足を踏み入れたその瞬間から考えれば十分。前日から考える必要はありません。

明日きっと仕事に行きたくなる

いかがだったでしょうか。「こんな経験あるある!」と共感してくださる人もいれば、もしかしたら「そんな小さなことで悩むな!」と怒る人もいるかもしれません。

僕は偉い経営者でも優秀なサラリーマンでもないので、解決策も全然役に立たないかもしれません。

ただ、ちょっとでも笑えて悩みが軽くなり、連休明けにほんの少しでも仕事に行く元気が湧いてくれたらうれしいです。

(漫画:じゅえき太郎)