途中出場の久保建英、鋭いドリブルからPK奪取もキッカー決め切れず…マジョルカがビルバオとドロー

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13日のリーガ・エスパニョーラ第4節、マジョルカは本拠地ソン・モイスでのアスレティック・ビルバオ戦をスコアレスドローで終えた。日本代表FW久保建英は2戦連続で途中出場を果たし、PKを奪取するなど存在感を発揮している。

バスクの雄アスレティックをホームに迎えたマジョルカ。ビセンテ・モレノ監督はやはり日本代表に参加していた疲労を考慮してか久保をベンチスタートとしてこの試合に臨んだ。前半はどちらも手堅いプレーを見せて、主要なチャンスはセットプレーから生じるのみで、マジョルカはサルバ・セビージャの放ったフリーキックが惜しくもGKシモンに阻まれた。

するとハーフタイム、ソン・モイスの観客は久保の名前を連呼。2試合連続でベンチスタートとなった日本代表FWが、停滞する試合を打開することを願った。モレノ監督は観客の要望を受けたわけではないだろうが、その久保にウォームアップを命じている。

後半もどちらもチャンスを決め切れず、スコアレスのまま時間は経過。そしてモレノ監督はついに久保を呼び寄せ、63分にダニ・ロドリゲスとの交代でピッチに立たせた。久保は4-4-1-1のシステムで、D・ロドリゲスがプレーしていた右サイドにそのまま入っている。

久保は守備では右サイドで対面するアスレティックの左SBユリの動き出しに気を配り、攻撃では中央や左サイドとポジションを変えながらボールに絡もうとする。が、攻撃面での連携不足はいまだ改善されておらず、パスを思うように受けることはできない。70分過ぎにはペナルティーエリア内右に入り込みボールを折り返したものの、誰も走り込めなかった。

だがしかし、やはり個人技はリーガ1部でも別格だ。80分、マジョルカは久保を起点に先制のチャンスを得る。相手ペナルティーエリア内右でボールを持ってユリと対峙した久保は、左足でボールをまたいでから右足で蹴り出して縦への突破を図り、この一瞬の加速に対応し切れなかったユリに足をかけられて転倒。これがPKの判定となった。しかしPKキッカーのアブドン・プラッツが蹴ったシュートは枠の右に外れてしまい、マジョルカは千載一遇のチャンスを逃した。

先制の機会を逃したマジョルカは終盤、地力で勝るアスレティックに押し込まれ、アディショナルタイムにペナルティーエリア内でババがハンドを犯したことでPKを譲渡。しかし、今季限りでの引退を表明している元マジョルカのアドゥリスも、これを決め切ることはできなかった。

マジョルカは終了間際、久保が右サイドでファウルを受けてFKを獲得。久保とS・セビージャがボールの前に立ち、S・セビージャがペナルティーエリア内にクロスを送りアレグリアがネットを揺らしたが、オフサイドでゴールは認められなかった。結局試合はスコアレスで終了。マジョルカは第4節までの成績を1勝1分け2敗として暫定で14位に位置している。