片づかない家の悩み。その筆頭にあげられるのが、子どもがすぐに散らかすから! という理由。たしかに、小さな子どものいる家では、おもちゃやランドセル、勉強道具…とリビングに子どものものがあふれて雑然としがちです。

ライフオーガナイザーの資格をもつ中矢くみこさんも、そんな悩みを抱えていたひとり。中矢さんが編み出した“がんばらない収納で片づけ下手を克服する”コツを紹介します。

片づけの手間を省いて子どもが4人いても散らからない家に




片づく仕組みがあればリビングはいつもすっきり!やんちゃ盛りの子ども4人を育てながら、自宅で週5日、仕事をしている中矢さん。
「いちばん下の2人が生まれてからは、家の中をきちんとしたいと思いながらも、余裕がなくなってしまって…。『このままじゃまずい』と一念発起して、ライフオーガナイザーの資格を取りました」

見た目よりも、ものの出し入れのしやすさや、家事の効率を重視しているという中矢さん。
「よく使うものはワンアクションで取り出せるようにしたり、洗濯物をたたむ手間を省いたり…。本当はきれいに収納したいし、洗濯物もたたみたい。でも、今はそれが難しいので、片づける手間を省きつつ、最低限すっきり見える工夫をしています」

ワンアクションで出し入れできる収納でストレスを解消



ポンと置くだけ、サッと取るだけなど、ひとつの動きで出し入れできる収納にすれば、“片づけなきゃ”というストレスがなくなります。

●よく使うものは、引き出しの隙間から取り出せるように


パソコン仕事をしながら手が届く場所に、文具類を収納。
「浅めの事務用引き出しを棚に並べ、隙間から出し入れできるようにしました。中身もひと目でわかり、便利です」


右側の棚で使っている事務用引き出しを引き抜き、左側の棚でトレー代わりに使用。引き出しを抜いたことで、事務用引き出しも、隙間からものが取れるようになりました。

●子どものものはかけるだけ&放り込むだけ


通園・通学用のバッグは、フックにかけるだけ。着替えなどは、前夜に中矢さんがボックスに移しておき、朝、子どもが自分でバッグにつめる仕組みに。


翌日の着替えは前の晩に引き出しからボックスへ。


「保育園と同じマークをはっておけば、各自が自分の場所に戻せます」
マイマークですぐわかる!

●コップは出しっぱなしにして家族が使いやすく


普段使いしているコップは、洗ったらすぐに調理台のすみのカゴへ。
「カゴに入れておけば、それだけで片づいて見え、子どもも自分で取れます。ふく手間も省けて、いいことずくめ!」

●水きりネットとスプレー類はセミオープン収納


扉をつけず、カーテンで目隠ししているシンク下。
「掃除用スプレーは、下段に引っかけ、取りやすくしています」


水きりネットは、引き出し上段にクリップ留め。

●よく使う調味料はアクション数と使用頻度でつめ替えるかを決める


ビンものの調味料など、ワンアクションで使えるものは、つめ替えずに使用。
「頻繁に使う片栗粉やだしパックは、その都度袋の口を留めるのが手間なので、つめ替えています」


左がつめ替えるもの。右はつめ替えないもの。

使いやすさ、出しやすさを優先させると、片づけるのもこんなにラクに!
忙しい毎日だからこそたどりついた数々のアイデア、ぜひ参考にしてみてください。

●教えてくれた人
中矢くみこさん

愛知県在住。夫(41歳)、長男(9歳)、長女(6歳)、双子の二男・三男(4歳)の6人家族。2018年に分離型二世帯住宅を新築。ライフオーガナイザーとして活動するほか、在宅でも仕事をしている

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>