<WBA女子世界アトム級王座統一戦>判定負けで王座統一に失敗し、客席に向かって頭を下げる宮尾綾香

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 ボクシング女子ダブル世界戦は12日、東京・後楽園ホールで行われ、WBA女子世界アトム級王座統一戦では暫定王者・宮尾綾香(36=ワタナベ)は正規王者モンセラット・アラルコン(25=メキシコ)に1―2の判定で敗れ、王座統一を果たせなかった。

 スピードでは上回っていたが、アランコンの手数の多さと巧みなテクニックの前に本来の力を発揮し切れなかった。後半に盛り返したもののの、採点は92―98、96―94、96―94と2者がアランコンを支持。宮尾は「有言実行できずにごめんなさい。思った以上に点差が開いた。勝ったかなとも思ったけど…」と唇をかんだ。

 15年10月にWBC王者との統一戦で敗れ、5度防衛したWBA王座から陥落。16年には右膝前十字じん帯を断裂する重傷を負った。昨年11月に暫定王座を獲得し、今回の正規王者との統一戦で完全復活をアピールし、目標である4団体統一への足掛かりにするつもりだったが、無念の敗戦。「あれだけ大勢の人に来てもらったのに情けない。思いも一番デカかったので悔しすぎて感情のコントロールできない。本当に申し訳ない気持ち」と目を潤ませた。

 ただ、今後については「目標の4団体統一をやりとげたい。“ここでくたばるタマじゃねえぞ”というのを見せたい。悔しいのでまだ続けさせて下さい」と現役続行を明言した。