昨年に続いて「東京ゲームショウ」に登壇した小島秀夫監督

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 12日、幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2019」内で、11月8日に発売を迎えるPlayStation(R)4向け新作ゲーム「DEATH STRANDING」(デス・ストランディング)のステージイベント「GAMEPLAY SESSION Vol.1」が行われ、ゲームクリエイターの小島秀夫監督が登壇、ゲームプレイ映像と共に本作の魅力を語った。

 主人公・サム役のノーマン・リーダスをはじめ、レア・セドゥ、リンゼイ・ワグナー、マッツ・ミケルセン、映画監督のギレルモ・デル・トロら豪華キャストが出演する本作。これまでその全体像は謎に包まれていたが、公開されたゲームプレイによると、サムの主なミッションは、分断されたアメリカを旅して指定の場所に物資を運ぶこと。そして、Qpidというアイテムを使用して“カイラル通信”によって人や都市をつなげていくことになるようだ。

 出発前には“配送センター”でミッションに必要な物資を選択。荷物だけでなく替えのブーツやロープなどのサバイバル用品も物資に含まれ、量や運び方によって体のバランスも変わる。体力や装備を考慮して、マップ上で目的地までのルートを決定して出発。フィールドでは地形センサーを使用することで、すべりやすい箇所や川の深さなどが視覚化でき、スタミナ消費を少ないルートなどを考えて進んでいく。この一連の過程には、ゲームでありながら、大自然でのサバイバルを追った、リアリティー番組を体験しているようなワクワク感を覚えた。

 そして、明らかになった本作のもうひとつの特徴が、ほかのプレイヤーとの“つながり”。基本的にサムは美しく広大なフィールドを一人で旅するが、通信をつなぐと、ほかのプレイヤーが操作した“別のサム”が残した物資などを利用できる。誰かが崖を降りたロープや川に建設した橋、バイクなど、共有できる物は多岐にわたり、プレイヤー同士のつながり次第でゲームプレイがいかようにも変化していくことを予感させた。

 そうしたほかのプレイヤーの痕跡に“いいね”をつけることもでき、“コミュニケーションボタン”機能で誰かに呼びかけることでアイテムの場所がわかったり、敵との戦闘中にアイテムの供給をしてもらったりすることも可能。フィールド上でサムが疲れると、睡眠によってライフを回復するが、その痕跡もほかのプレイヤーから確認することができる。

 また、小島監督らしいユーモアあふれる場面も。本作では、各地に沸いている温泉で体の汚れを落とし、各種効能を得ることもできるが、“コミュニケーションボタン”を押すことで、ノーマン演じるサムが「ババンババンバンバン」と歌いだすシーンも公開された。

 道中では、“フレッパーズ”と呼ばれるNPCの落し物が発見でき、これらを届けると彼らから“いいね”やアイテムをもらえることも。映像には、歌手・ダンサーの三浦大知がモデルのキャラクターが登場し、落し物を届けることで、サムにハーモニカをくれる場面が確認できた。そしてこの日は、その三浦がゲストとしてステージに登壇。また、星野源の楽曲「Pop Virus」が収録されることも明かされ、小島監督は2人について「僕のグチを聞いてくれる方。ゲームをやっていると弱気になれないので、彼らに話を聞いてもらっています」と語っていた。

 まさに本作のテーマ“つながり”を象徴するコラボを実現した小島監督。発売を約2か月後に控え、「独立して何もなかったんですけど、つながりだけでここまできて、また皆さんとつながれるという、こんな幸せなおっさんはいません。本当にありがとうございます」と感謝し、会場から大きな拍手を受けていた。

 この日のゲームプレイ&生解説の模様は、YouTubeの PlayStation Japan チャンネルでアーカイブ配信されており、物資を奪う敵を相手にしたアクションや、雨の降る場所に出現する姿が見えない存在「BT」と遭遇する場面、巨大な反物質のモンスター“キャッチャー”との戦闘シーン、そして、ゲームプレイと映画的な演出が融合した感動的な場面も小島監督の解説と共に観ることができる。また KOJIMA PRODUCTIONS のYouTubeチャンネルでは、このゲームプレイの背景がより理解できる新トレイラー「ブリーフィング」も公開されている。

 東京ゲームショウでは、一般公開日となる14日と15日にも「DEATH STRANDING」のステージが予定されており、14日には再び小島監督が登壇し、実機プレイ映像が紹介されるという。(編集部・入倉功一)

PlayStation(R)4用ソフト「DEATH STRANDING」は11月8日発売