日本ハム・田中賢介【写真:荒川祐史】

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東京ドーム最終戦は4の0もヒーローインタビュー&恩師登場「ウルっとしました」

■日本ハム 4-2 楽天(12日・東京ドーム)

 今季限りでの現役引退を表明している日本ハムの田中賢介内野手は12日、楽天戦(東京ドーム)に「6番・指名打者」で先発出場。プロ生活をスタートさせた時の本拠地・東京ドームでの最終戦は4打数無安打に終わったものの、試合後には宮西尚生投手の演出でヒーローインタビュー。「サプライズもサプライズ。東京ドームは僕の育った場所」と目を真っ赤にして別れを告げた。

 ラストマッチは4打数無安打。結果を残せなかったが、ベテランには忘れられない一戦となった。スタンドはイメージカラーに定着したピンク色に染まり、打席の度に「ケンスケェ〜」の大声援。「本当にいい時も悪い時も温かく見守ってくれたファンの方々だったので、本当に感謝してますし、最後の打席は忘れることはないなと思います。東京時代はどうしてもジャイアンツの後。北海道に移転して根付いて、また東京に帰って来た時に東京のファイターズファンの大きさにあらためて気づきました」と感謝した。

 試合前にはデビュー時に監督だった大島康徳さん(野球評論家)から花束を手渡された。「びっくりしましたし、監督が『お疲れ様』と声をかけられた時はウルっとしましたね」。恩師からは「通算1500安打を目指して頑張れ」と声をかけられたという。大台まで、あと6本。「ここまで来たら達成したいと思います。改めて大島さんの偉大さというか、2000本以上(2204安打)を打たれてますし、43、44歳までやられているので。今となって大島さんの偉大さに気づかされますね」と語った。

 初出場は2000年9月12日の西武戦(東京ドーム)。ちょうど19年前だった。「(東京時代は)基本、(東京ドームの)3階席は空けてませんでしたし。今日もたくさんお客さんが入ってくれて嬉しかったです。やっと1軍の舞台に立った気持ちと足が震えて打席に立ったのを今でも鮮明に覚えているので、あれから19年がたって、こういう形で引退を迎えられるのは幸せな気持ちです」と目を潤ませながら振り返った。(Full-Count編集部)