判定勝利し花形会長に肩車される花形冴美

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◆プロボクシング 女子ダブル世界戦 ▽IBF女子世界アトム級(46・2キロ以下)タイトルマッチ10回戦 〇王者・花形冴美(判定2―1)同級6位・池山直●(12日、東京・後楽園ホール)

 IBF女子世界アトム級王者・花形冴美(34)=花形=が初防衛に成功した。元WBO女子世界アトム級王者で挑戦者の池山直(49)=フュチュール=に2―1の判定(96―94×2、94―96)で勝利。花形の戦績は16勝(7KO)7敗4分け、王座返り咲きに失敗した池山は10勝(2KO)5敗3分けとなった。

 両者は今回が3度目の対戦。WBO王者時代の池山に花形が2度挑戦し、ともに1―1のドローだった。完全決着をつける一戦は序盤から打撃戦の様相。互いに額をくっつけて打ち合うなど終盤まで激しくパンチを交換し、花形がわずかに上回った。

 「こんな悪い試合をして情けないです。でも、決着がついたことは、また一つ壁を乗り越えられることができた。池山さんは改めてすごいなと尊敬している。本当に戦えてよかった」。リング上であいさつをした花形が、最後に“サプライズ”だ。「結婚します!」。勝利に沸いた観客席が、さらに大きく揺れた。

 控え室で報道陣に囲まれた花形によると、お相手は「広く言えばボクシング関係者」で「年上」だという。だが「それ以外は秘密です」と照れ笑いだ。付き合いが短く「今年になって知り合った。山ちゃんみたいです」と俳優・蒼井優と電撃結婚した南海キャンディーズの山里亮太を引き合いに出して説明。「その力で頑張りました」と笑った。結婚後については「柔道のヤワラちゃん(谷亮子さん)のように『田村で金、谷でも金』という感じで」と例えを出して現役続行を宣言。ただし「リングネームは変えない。一生『花形冴美』」。勝利と結婚の二重の喜びに包まれたチャンピオンの笑顔が印象的だった。