フランス・ボルドーで農薬使用禁止を訴える人(2019年5月18日撮影、資料写真)。(c)GEORGES GOBET / AFP

写真拡大

【AFP=時事】(更新)フランスで、首都パリを含む5つの都市が12日、市内での合成農薬の使用を禁止した。地方部で始まった反化学物質運動が広がりを見せている。

 農薬禁止に踏み切ったのは、パリに加え、北部リール(Lille)、西部ナント(Nantes)、南東部グルノーブル(Grenoble)、中部クレルモンフェラン(Clermont-Ferrand)。生物多様性と市民の健康の保護の必要性をその理由に挙げている。

 とはいえ、公園や緑化スペースで公共機関が合成農薬を使用することはすでに法律で禁じられているため、今回の都市部での禁止措置は象徴的な意味合いが大きい。

 フランスでは今年1月から、個人の庭でも合成農薬の使用が全土で禁止されていて、天然成分のもの以外は使用が認められていない。

 政府は住宅地から5〜10メートル以内の範囲での農薬の使用禁止を提案しているが、環境活動家らからは十分な施策ではないと批判を受けている。

【翻訳編集】AFPBB News