P説訂正<日本フェザー級タイトルマッチ>前日計量をクリアした阿部麗也(左)と佐川遼

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 ボクシングの日本フェザー級王座決定戦(13日、後楽園ホール)の前日計量が12日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、同級1位の阿部麗也(26=KG大和)はリミットを100グラム下回る57.0キロ、同2位の佐川遼(25=三迫)はリミットの57.1キロで、ともに1回目でクリアした。

 阿部にとっては2度目の日本タイトル挑戦。「令和」初日の5月1日に王者・源大輝(ワタナベ)と対戦したが、判定1―0のドローに終わり、王座奪取を果たせなかった。その源が階級を上げるために王座を返上し、再び巡ってきたチャンス。「倒すことにこだわりはないけど、KOでも判定でも圧勝したい。それが理想ですね」と意気込みを語った。

 源戦では立ち上がりから圧倒しながら1回、2回と2度ダウンを喫した。「あれはビックリしましたね。いつもなら慎重にいくのに向き合ってすぐ“イケる”って思ってしまった。油断というか、調子に乗ってしまった」と反省。「今回はじっくり距離と相手の動きを見て慎重にやります」と表情を引き締めた。

 対する佐川はアマチュア86戦64勝22のキャリアを持ち、5月には日本未公認ながらWBCアジア・シルバースーパーフェザー級王座を獲得し、勢いに乗っている。「日本タイトルを考えるとプレッシャーになるので、いかに阿部選手に勝つかだけを考えてきた」と、ここまでを振り返り、「スピードがあって自分の距離感を持っている選手。それに惑わされず、自分のペースで進められるかが勝負のカギになる」と話した。

 阿部が福島、佐川が青森出身で年齢は1歳違い。高校時代に直接対決はないものの、佐川の記憶では「同じ会場で試合をしたことがある」そうで、佐川のプロ2戦目で対戦する計画もあった。その時には“みちのく対決”は実現しなかったが、2年の時を経て日本王座をかけて2人が拳を交える。