第76回ベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映された、是枝裕和監督作「真実」 photo L. Champoussin(C)3B-分福-Mi Movies-FR3

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 是枝裕和監督の最新作「真実」で共演したカトリーヌ・ドヌーブとジュリエット・ビノシュが来日し、10月初旬に行われるジャパンプレミアに参加することがわかった。

 第71回カンヌ国際映画祭で「万引き家族」が最高賞となるパルムドールに輝いた是枝監督が初めて国際共同製作に挑んだ本作。先日閉幕した第76回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に選出され、オープニング作品としてワールドプレミア上映された。

 物語の始まりは、国民的大女優ファビエンヌが出版した自伝本「真実」。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘・シャルロットに加え、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書がお祝いと称して顔をそろえた。集まった人々の気がかりはただひとつ――“一体彼女は何をつづったのか?”ということ。やがて自伝本「真実」は、母と娘の間に隠された愛憎渦巻く“真実”を露わにしていく。

 主人公・ファビエンヌを演じるのは、「シェルブールの雨傘」「昼顔(1967)」で知られ、ジャック・ドゥミ、ルイス・ブニュエル、フランソワ・トリュフォーら著名な監督に愛されてきた“フランスの至宝”ドヌーブ。もともと是枝監督作品のファンで、是枝監督が手掛けたオリジナル脚本に惚れこみ、オファーを快諾したという。

 さらに、「ポンヌフの恋人」「イングリッシュ・ペイシェント」に出演し、世界を舞台に活躍するビノシュが、ファビエンヌに複雑な思いを抱く娘・リュミールを体現。2005年に是枝監督と出会って以来交流を重ね、本作でついに、「いつか一緒に映画を作りましょう」という2人の約束が実現した。

 「真実」には、ほかイーサン・ホーク、リュディビーヌ・サニエも出演。10月11日から東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開。