FCシャルケとの契約を2022年まで残している、セバスチャン・ルディ。しかしその言葉からは、その契約期間を感じさせないコメントが、レンタル先のTSGホッフェンハイムのクラブ公式マガジンにて掲載されていた。「ぜひここに長くとどまりたいと思うね」と語った同選手は、「ここホッフェンハイムで、現役生活を終えることも想像できるよ」と、言葉を続けた。

 「ホッフェンハイムでは、クラブ、そして地域が僕の心で大きな存在となっている。多くの友人もいるし、とにかくうまくマッチしているんだ。それにホッフェンハイムが熱心に誘ってくれたことも良かったね。ここでキャリアを続けていきたい、その考えに疑問はもうなかったよ」

 ここホッフェンハイムでブンデスリーガーとしての足場を確立し、そしてドイツ代表へと飛躍を遂げたルディは、2017年に移籍金なしでバイエルン・ミュンヘンへと加入。その翌年にはドメニコ・テデスコ監督のたっての希望で、FCシャルケ04に移籍金1600万ユーロで加入したものの期待に応えられず、さらにその翌年には古巣ホッフェンハイムへレンタル料85万ユーロで復帰した。

 なおその契約には、600万ユーロでの買取オプションも付随しており、その行使に向け29才のMFとしてはアピールをみせていきたいところ。「シュロイダー監督は、(アシスタント時代から)僕のことを良く知っている」と語った同選手は、「話し合いの中でどういうプレーを望んでいるか、ダイレクトに納得させてくれたんだ」と、意気込みをみせている。

サマッセクが離脱


 その一方で、クラブ最高額で今夏に加入した、ディアディ・サマッセクが、マリ代表参加中に臨んだサウジアラビア戦にて、大腿筋に筋損傷を抱えたことが明らかとなった。そのため、これから「しばらくの間」離脱へと入ることとなり、週末に控えるフライブルクとの一戦では欠場を余儀なくされる。