新種翼竜「クリオドラコン・ボレアス」の想像図。ロンドン大学クイーンメアリー校提供(2019年9月10日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】飛行機ほどの大きさの新種翼竜を発見したとの研究結果が10日、発表された。見つかった新種翼竜はティラノサウルス・レックスやトリケラトプスなど白亜紀後期の恐竜を眼下に、中生代の空に君臨していたという。

 学会誌「古脊椎動物ジャーナル(Journal of Vertebrate Paleontology)」に掲載された論文によると、この新種翼竜は「クリオドラコン・ボレアス(Cryodrakon boreas)」と命名された。翼開長は10メートル、体重は250キロに達し、別の翼竜と肩を並べて史上最大級の飛翔(ひしょう)動物となるという。

 クリオドラコンの化石はもともと30年以上前にカナダ・アルバータ(Alberta)州で発見されていたが、誤ってケツァルコアトルスとして分類されたため、ほとんど注目されなかった。だが、見つかった幼体の化石の一部や、完全な形で残っていた成体の巨大な首の骨を詳しく調べたところ、新種の化石であったことが判明した。

 7700万年前に生息していたクリオドラコンは、同年代の他の翼竜と同じく肉食で、トカゲや小型哺乳類、さらには恐竜の赤ちゃんも食していたとみられている。論文の筆頭著者で英ロンドン大学クイーンメアリー校(Queen Mary University of London)の研究者であるデービッド・ホーン(David Hone)氏によると、広い水域を渡る能力があった可能性が高いものの、化石の発見場所や身体的特徴から、内陸に生息していたとみられている。

【翻訳編集】AFPBB News