U-22日本代表FW小川航基(水戸)

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[9.9 国際親善試合 U-22日本代表 0-2 U-22アメリカ代表]

 点を取れなければ自分には何もなくなってしまう。U-22日本代表FW小川航基(水戸)は、それほどまでにゴールへの強いこだわりを持っている。だからこそ、北中米遠征で行われた2試合を無得点で終え、「FWの責任」と厳しい表情を見せた。

 アメリカ戦の立ち上がりは悪くなかった。前半4分にFW前田大然(マリティモ)が単独突破からシュートを放ち、直後にはCKの流れからMF遠藤渓太(横浜FM)がゴールを脅かす。そして、小川自身にも好機は訪れた。

 前半8分、DF瀬古歩夢(C大坂)のサイドチェンジを受けたMF橋岡大樹(浦和)の折り返しに走り込んでシュート。同33分には中盤で鮮やかなターンで前を向くと、左のMF遠藤渓太(横浜FM)に展開して自らゴール前に走り込み、ラストパスに走り込んでフィニッシュ。さらに同39分には左サイドのMF菅大輝(札幌)のクロスに飛び込んでヘディングシュートを放つなど、果敢にゴールに迫った。

 しかし、アメリカの組織的な守備を攻略し切れずに徐々にボールに触れる回数が減っていき、「立ち上がりは僕にもいいパスが入っていたし、チームとしてやりたいことをやれていたけど、そこからのアイディアが足りなかった。行き所と受け所に迷いがあって、チームとしてうまく機能しなかった」と思うようなプレーができなかったことに悔しさを滲ませる。

 6日のU-22メキシコ代表戦に続き、日本に得点は生まれずに0-2の完封負け。2試合連続無得点と厳しい結果となったが、決してFWだけの責任ではない。ビルドアップの場面でのボールロストが目立ち、チームとしてなかなか前線にボールを運べず。シャドーの位置に入った選手や最前線の選手に多くのチャンスが巡ってきたわけではなかった。

 しかし、小川は言う。「今回の遠征で得点を取れなかったのは、FWの責任だと思っている」と。「今日は失点してしまったけど、得点を取らないとサッカーは勝てない。もっともっと、そこの重要性を考えて行動していきたい」と自らに言い聞かせていた。

(取材・文 折戸岳彦)