左からベッカム、シアラー、オーウェン。1998年W杯当時、18歳オーウェンにとって27歳シアラーは憧れの的だった。(C)Getty Images

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 連日のごとく英メディアを騒がせているのが、元イングランド代表FWのマイケル・オーウェン氏だ。

 ニューカッスル時代に兄貴分だったアラン・シアラーと衝突し、その後現在に至るまで10年間に渡って確執があることを明かし、リバプールがスティーブン・ジェラードを放出したがっていた事実や、デイビッド・ベッカムやファビオ・カペッロとの過去のいざこざなどを次々と暴露。すべては出版されたばかりの自伝『Reboot』がネタの元だ。

 今回、2001年のバロンドーラーは英公共放送『BBC』のサッカー番組に登場。「もしあなたが監督なら、イングランド代表でともにプレーしたメンバーからどんな11人を選びますか?」と投げかけられ、迷うことなく“マイベスト11”を選定した。

 オーウェン氏が採用したシステムは、グレン・ホドル政権下の3−5−2。GKはデイビッド・シーマンで、3バックは右からリオ・ファーディナンド、ジョン・テリー、ソル・キャンベルといずれも劣らぬレジェンドが居並ぶ。ふたりのセントラルMFは、可愛い弟分だったジェラードとポール・スコールズのコンビ。右サイドハーフにはベッカムを、左にはアシュリー・コールを配置した。トップ下にはフランク・ランパードを選んでいる。

 
 そして注目が、2トップの人選だ。オーウェン氏がセレクトしたのは、なんとシアラーとウェイン・ルーニーだった。番組の司会者がやや驚きを持って理由を訊くと、シアラー選出について次のように答えた。

「僕がニューカッスルへの移籍を決める際、彼の存在が大きな影響を与えたのは間違いない。あの時点ではとても重要なパートナーだった。代表ゲームでもクラブでも、大一番で彼はなにをした? 例えばペナルティー(キック)だ。あれだけものの見事に決めてくれるフィニッシャーはいなかったはずだし、本当に鋼の神経の持ち主だったよ」

 大先輩に最大限の敬意を払ったかっこうだが、最後に「自分への自信は尋常じゃなかったからね」と、意味深なコメントを付け加えるのも忘れなかった。

 いまやメディアに引っ張りだこで、自伝も飛ぶように売れているという39歳。もうしばらく英国内は“ワンダーキッド”の話題で持ちきりになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部