日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)

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 初めてのW杯予選に向けても、普段と変わらぬ姿勢を貫く構えだ。日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)は2日後に迫ったカタールW杯アジア2次予選のミャンマー戦に向け、「平常心というか頭は冷静に、それでもアグレッシブにプレーできれば」と意気込みを語った。

 森保ジャパン発足と同時にA代表に招集され、早々とレギュラーの座を確保してきた20歳。その落ち着きぶりはアジアカップを含む過去16試合の出場で十分に示してきたが、W杯を争う舞台ともなれば「いつもどおりに近い感覚でいければいいけど、もちろん難しい部分もあると思う」とムードの違いを感じているという。

 もっとも、A代表デビュー時には「頭がぼーっとなった」と語りつつも、フル出場で完封勝利に貢献。アジア杯の決勝トーナメントを前にした取材対応では「ヘディングが苦手」と言いながらも、直後のサウジアラビア戦で決勝ゴールを決めた冨安。目の前の不安はいつも、ひたむきな姿勢で乗り越えてきた。

 今回はA代表の選手として初めて迎えるアウェーの地。でこぼこしたピッチには「(ビルドアップを)省く判断も必要になる」と臨機応変な心構えを見せ、夕方になると毎日のように降り始めるスコールにも「試合中に降る可能性もなくはないし、集中力を切らさずやれれば」と警戒は怠らない。

 そうして「できる限りいつもどおりに近い感覚で準備できれば」と臨む初のW杯予選、目指すのは勝利だけだ。「現実的なサッカーをすることも必要だし、強いチームは現実的なサッカーをして勝つチームだと思うので、内容よりも結果にこだわるべき。チームとしても意思統一が必要だと思う」。日本が長らく待ち望んできた若き大型CBがついに、世界を争う戦いに挑む。

(取材・文 竹内達也)