JR東京駅の改札前には、台風15号の接近で東海道新幹線の終電を早めることを伝える情報が表示されていた=2019年9月8日午後5時44分、JR東京駅、西畑志朗撮影

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 台風15号の接近で運休が相次いだ東海道新幹線。

 始発駅となるJR東京駅では8日夕、大阪方面に急ぐ乗客や、切符の確保に追われる人たちであふれた。

 7日から歌舞伎を見に東京に来ていた大阪市内の70代の夫婦は午後4時前、東京駅を訪れ、新幹線が計画運休することを知ったという。慌てて切符を買おうとしたが、新大阪までの指定席は大半が満席で、指定席が取れたのは午後5時半発の新幹線。夫は「疲れているので、座って帰れるのはありがたい」とほっとした様子だった。

 この日、新大阪に向かう新幹線の最終便は、午後7時発ののぞみに前倒しされた。だが、東京駅を訪れるまで計画運休を知らなかった乗客も少なくなかった。

 結婚式に出席するため上京していた京都市内の男性会社員(32)は、東京駅で計画運休を知り、慌てて自由席の切符を買った。「あすは仕事なので、切符が取れなかったらどうなったことか」

 水泳大会に出場した大津市の男子大学生3人は、指定席を取っていた帰りの新幹線が運休に。やむなく自由席を取り直したが、「疲れているが、車内では立ちっ放しでしょうね」。(林幹益)