レアルが獲得を狙っていたFWネイマールとMFポール・ポグバ

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 スペイン『エル・エスパニョール』が「レアル・マドリーがネイマールやポグバとサインしなかった理由」と題し、今夏の“白い巨人”の移籍市場を振り返っている。

 MFエデン・アザールやFWルカ・ヨビッチに続く大型補強として、レアルが獲得に動いていたネイマールとポグバ。しかし、最終的にどちらの加入も実現しなかった。

 ブラジル代表FWとフランス代表MFは2人とも所属クラブでプレーを続けることを望まず、今夏の移籍を模索していたという。だが、互いにチーム内のトップスターと見なされ、パリSGとマンチェスター・ユナイテッドが売却に積極的ではなかった。一方、今夏のチーム革命を目論んでいたレアルも新しいプロジェクトに向け、巨額の予算を用意できなかったようだ。

 同紙によるとパリSGは、バルセロナも狙っていたネイマールの移籍条件として、レアルに2億5000万ユーロ(約298億円)とGKティボー・クルトワ、FWビニシウス・ジュニオールを要求。レアルは高額な移籍金に加え、両選手を重要な戦力としていたことで交渉は進まなかった。また、ネイマールの負傷の多さに懸念を示していたことも、移籍が実現しなかった理由の1つだと伝えられている。

 もう1人のターゲットだったポグバは、ジネディーヌ・ジダン監督と相思相愛とされ、自らもレアル加入を希望していた。しかし、ユナイテッドは最初に提示した移籍金2億ユーロ(約238億円)という条件を崩さず、あらゆるタイプのオプションも拒否。ポグバを迎え入れるというジダンの願いを叶えることは難しかったようだ。ただ、同紙は2021年6月に契約が切れるポグバが、今後もレアルの獲得対象であることに変わりはないとレポートしている。