韓国でもその活躍ぶりが報じられていた久保。ライバル国でも日本のワンダーボーイのプレーに注目が集まっている。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本代表とパラグアイ代表の試合は親善試合ながら、カタール・ワールドカップ・アジア2次予選を控えた強化試合ということもあって韓国でも報道されている。

「日本、南米の強豪パラグアイとの強化試合で2-0の完勝」(『ニュース1』)
「大迫、南野の連続得点で日本、パラグアイを2-0で制圧…4試合ぶりにAマッチ勝利」(『OSEN』)

「大迫、南野の連続ゴールの日本、パラグアイに2-0の勝利」というヘッドラインを付けた『スポーツトゥデイ』は、「日本は前半23分に大迫のゴールで気持ちよく出発した。7分後には南野の追加点も決まって2-0でリードしたまま前半戦を終えた」とし、「以降、日本は久保建英などを交代投入して余裕をもって試合を運んだ。追加点は生まれなかったが、パラグアイの反撃を失点なく防ぎ、2-0の完勝で終えた」と評価した。

  森保一監督の選手起用に注目していたメディアもある。

 今回のパラグアイ戦及びカタール・ワールドカップ・アジア2次予選、ミャンマー戦の日本代表メンバーは、森保監督が8月30日に発表したときから韓国でも「国内組はわずか4人だけ」(『ベストイレブン』)と報じられていたが、パラグアイ戦の先発メンバーの構成には韓国メディアも驚き。

「先発10人が欧州組の日本、パラグアイを2-0で制圧」とした『SPOTV NEWS』は、パラグアイ戦に先発した日本イレブンの名前と所属先も紹介しながら、「森保一監督か指揮した日本は11名の先発選手中、10名がヨーロッパでプレーする選手で構成された」と強調した。

 そんな韓国メディアの報道の中でもっとも多く取り上げられていたのは、久保建英だ。

 例えば『インターフットボール』は、「日本は後半開始とともに久保を投入して彼の潜在能力を再確認しようとした。久保は華麗なドリブルと卓越したプレス外しで視線を集め、後半23分には角度のないサイドから感覚的なシュートを放ちポストを叩くなど、日本の攻撃に活気を与えた。ゴールはなかったが、一層成長した姿を見せた」と評価。

「後半で久保は日本のアタッカーの中で最も優れていた」としたスペイン・メディアの『AS』の報道も引用して紹介していたほどだ。

 また、この日は韓国代表もトルコのイスタンブールでジョージア代表と親善試合を行なっており(試合は2-2のドロー)、久保と同世代のイ・ガンインが韓国サッカー史上7番目の若さとなる18歳198日でAマッチ・デビュー。

 前回3月の代表初招集時は出番がなかったが、ジョージア戦では先発としてピッチに立ち、後半6分には左足FKがゴールポストを叩くなど印象的な活躍を見せた。

 そんなことあって『SPOTV NEWS』は、「韓日最高の期待株、イ・ガンインと久保、ポスト強打で存在感を誇示」と題して、ふたりの活躍にスポットを当てた記事も報じている。

 いずれにしても、カタール・ワールドカップを目指したアジア予選がいよいよ火蓋を切った。韓国でも日本代表をはじめとするアジア勢の試合結果が、詳しく報じられることが多くなりそうだ。

構成●ピッチコミュニケーションズ