サッカー欧州チャンピオンズリーグ、プレーオフ第2戦、レッドスター・ベオグラード対BSCヤングボーイズ。スタジアムの外に設置された戦車の上でグループステージ進出を喜ぶレッドスター・ベオグラードのファン(2019年8月27日撮影)。(c)OLIVER BUNIC / AFP

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【AFP=時事】クロアチア警察は5日、7月にサッカーセルビア1部レッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade)の試合をバーで観戦していたセルビア人が襲撃された事件で、さらに10人を逮捕した。この事件ではクロアチア人男性5人がヘイトクライム(憎悪犯罪)ですでに訴追されている。

 8月21日、マスクをつけた男たちがクニン(Knin)郊外のセルビア人がオーナーを務めるバーを襲撃し、未成年を含む5人にけがをさせた。

 地元警察は「シベニク(Sibenik)、スプリト(Split)、そしてシニ(Sinj)で計10名を拘束した」と発表している。警察は10人が「直接犯罪を犯したと結びつける」証拠を発見したとしている。

 先週、クロアチア南部の都市スプリトのサッカーファンのグループの5人がヘイトクライムで訴追された。当日レッドスターは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のプレーオフでBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)と対戦していた。

 当局は5人を「憎悪を動機とした暴力行為により他者の財産を破壊し、被害者に肉体的な危害を加えた」として訴追したという。

 この襲撃事件は、セルビアとクロアチアの間にくすぶる敵意に火をつけた。両国はクロアチアが旧ユーゴスラビアから独立する結果となった1991年から1995年にかけて起きたクロアチア紛争の遺恨を引きずっている。

 クロアチアの人口の約4パーセントを構成する少数派民族のセルビア人は近年、コミュニティーに対するヘイトスピーチや暴力の増加に直面しているという。

【翻訳編集】AFPBB News