幸福実現党は自分たちが何をやっているのか理解できていないのでしょうか?詳細は以下から。

◆香港民主派団体が「自衛隊に香港を助けてほしい」と主張したという嘘
9月4日、香港の行政トップである林鄭月娥行政長官は3ヶ月に及ぶ反政府デモの発端となった逃亡犯条例の改正案を撤回しました。
この反政府デモを率いた民主派団体のリーダー格のひとりとして日本でも知られている周庭(アグネス・チョウ)さんが、9月5日に日本の政党が「自衛隊に香港を助けてほしい」と周庭さんが主張しているという嘘を書いたとツイートしました。

◆嘘の出所はあの「幸福実現党」でした
もしこの主張が本当であれば、香港の民主派が日本の軍事力の介入を望んでいる事になってしまい、いわゆる「外患誘致」という中国にとっても日本にとっても極めて深刻な国際問題となります。
例え嘘であったとしても、この捏造された主張が日本の政党の出版物に掲載されているとなれば、その掲載されたという事実をもって「香港の民主派が他国の軍事力の介入を望んでいる」という風評を流布するための根拠とされてしまいます。
このとんでもない嘘の出所はどこかというと、なんと宗教団体の幸福の科学を母体とした政党である幸福実現党でした。
幸福実現党は機関誌である幸福実現NEWSの号外として「【幸福実現NEWS号外】自衛隊を派遣して香港の自由を守れ(改訂版)」を掲載。

(魚拓)
その中で「アグネス氏守護霊『自衛隊を送って助けてほしい』」という小見出しの下、周庭さんの守護霊の言葉として日本に自衛隊の派遣を要請しています。
「日本は、われわれの屍を乗り越えて国是を変えて、正しいものとは何かをはっきりと言える国になってください。できたら、自衛隊を送っていただきたい。邦人保護の名目で、自衛隊を送ってください。そしたらアメリカも動きますから」
「アメリカ、イギリス、日本が軍隊を送ってきたら戦い続けることは可能です。戦うべきは今だと私は思います」(アグネス氏守護霊)
(【幸福実現NEWS号外】自衛隊を派遣して香港の自由を守れ(改訂版)より引用)

また、幸福実現党は9月3日付けで大川隆法・幸福実現党総裁による霊言「習近平VS.アグネス・チョウ―守護霊バトル―」を収録しており、上記記事はその際の台詞を引用したもの。

この記事では「香港情勢について、中国の習近平国家主席と民主化運動の中心人物、アグネス氏の本音を探りました」とした上で、周庭さんの守護霊による習近平国家主席への批判の言葉や習国家主席の守護霊の「中国に歯向かったらどうなるかを見せつけたら、台湾の総統が誰になるか変わる」といった発言も掲載しています。
香港の情勢が未だ極めて緊迫している中で、他国の政党がこうした発言を捏造することは極めて危険なことは言うまでもありません。実際に中国のメディアの中には「香港の独立分子が日本の自衛隊の介入を望んでいる」とする風評記事も現われ始めました。

◆幸福実現党「守護霊の言葉だから」と削除を拒絶
周庭さんは上記ツイートで「私はこのようなことは言っていませんし、このような主張はしていません。私について誤解を招くような文章を削除し、訂正することを求めます」と明確に要求していますが、幸福実現党の対応は以下の通り。

(魚拓)
公式ツイッターアカウントでは削除要請があった事を認めながら「本内用は、周庭氏の守護霊の発言を紹介したものであり、地上のご本人の発言ではありません」として削除を事実上拒絶。
ウェブ版の「【幸福実現NEWS号外】自衛隊を派遣して香港の自由を守れ(改訂版)」での文言も9/6 11:50現在で削除されていません。
同じツイートの中で「私たち幸福実現党は宗教政党として中国共産党の覇権主義を止め、香港及び世界の自由・民主・信仰を守るためにこれからも戦い続けてまいります」としていますが、いったい自分たちが何をやってそれが誰を利している事になるのか、まったく理解できていない模様です。

【「自衛隊を送って助けて欲しい」幸福実現党が香港デモリーダーの主張を捏造→守護霊の発言だから問題ないと削除を拒絶】を全て見る