レンタル移籍とはいえ、大好きなバルサを離れたくなかった。それがデンベレの偽らざる本音だろう。(C)Getty Images

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 世界中のサッカーファンが注視していた、ネイマールのバルセロナ復帰オペレーション。パリ・サンジェルマンとバルセロナの移籍交渉は二転三転し、最後は「2億ユーロ(約250億円)+ジャン=クレア・トディボ、イバン・ラキティッチ、ウスマンヌ・デンベレ(レンタル)の3選手」という逆オファーにバルサ側が応じられず、終焉を迎えたとされている。

 そんなストーリーのなかで、重要なキーポイントとなったのがデンベレの“拒絶”だ。フランス代表の至宝は母国の全国スポーツ紙『L’EQUIPPE』の取材を受け、決断に至った胸中を明かした。

 同紙によれば、デンベレにとってもっとも大事なのは、「将来的にバロンドールを獲ること」だという。「僕にとってはひとつの大きな夢で、誰もこれを奪うことはできない」と語り、パリSGではその実現は難しい、バルサで活躍してこそ狙えると信じているようだ。

 今季は開幕戦後にハムストリングを傷めて離脱。アントワーヌ・グリエーズマンの加入によって出場機会はこれまで以上に減ると目されるが、デンベレ本人は「競争は望むところだ」と意に介さず、もしネイマールの入団が決まっていたとしても、「状況は変わらない。ここではいずれにせよ、闘い続けなければならないんだからね」と言い切る。

 
 パリSGのトーマス・トゥヘル監督はボルシア・ドルトムント時代の恩師で、指揮官が獲得を熱望したとされる。デンベレはいまでも常時、トゥヘル監督と連絡を取り合っていることを認め、良好な関係を維持していると告白。それでも、バルサ残留の意志が揺らぐことはなかったのだ。

 戦列復帰は9月下旬。デンベレはみずからの選択が正しかったのだと、鮮烈なパフォーマンスで内外に示す腹積もりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部