冨安は右SBで好クロスも上げた。写真●金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[キリンチャレンジカップ2019]日本 2−0 パラグアイ/9月5日/カシマスタジアム
 
 パラグアイ戦での冨安健洋は前半、センターバックとしてプレー。2点リードで後半に入ると、酒井宏樹と植田直通の交代に伴い、右サイドバックに移った。
 
 右SBは森保一監督から「試合前から言われていた」そうで、所属クラブのボローニャで経験している影響もあったのか、「別に違和感なくやれたと思います」と言う。
 
 たしかに、縦関係を築いた右サイドハーフの久保建英とのコンビネーションも悪くなく、何度かタイミングの良いオーバーラップも見せた。そして、最大の見せ場は試合終盤に訪れた。

 89分、板倉滉のスルーパスに反応し、右サイドの裏のスペースに抜け出すと、相手のDFとGKの間に絶妙なクロスを供給。これは、ゴール前の味方に合わなかったが、敵が触れそうで触れない惜しいボールだった。
「(板倉)滉くんから思っていた通りのボールが来たので。まあでも、あそこで中を見て間に合っていないなとも感じたので、あそこでもう一個何か工夫ができれば、よりビッグチャンスになったかなと思うので、また映像を見て色々と打開策が出てくればと思います」

 終盤にクロスを上げたシーンについてそう振り返る冨安は、右SBとしてのもうひと押しを悔やんだ。ただ、右SBは「やっていて楽しいですし、攻守ともに今までとは違ったことを求められるので、それはもちろん成長につながると思います」と述べるように、さらなる向上に意欲を示している。
 
 いずれにせよ、CBを本職とする冨安は、右SBでも小さくない可能性を感じさせた。本人が言うさらなる「成長」にも期待したい。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

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