後半のはじめから途中出場した久保。随所に高いテクニックを披露するも、無得点に終わった。写真:サッカーダイジェスト

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 日本代表は9月5日、パラグアイと対戦。2−0で勝利を収めた。

 この試合でひときわ観客の目を引き付けたのが、久保建英だ。

 ベンチスタートにもかかわらず、前半から戦況を見守る姿を何度かモニターに映し出されるなど、メディアの扱い方からも、その注目度の高さが窺えた。

 そしてハーフタイムが終わり、ユニホーム姿の久保がピッチに現われると、会場のテンションは一気に高まった。
 
 右サイドハーフで途中出場した久保は、積極的にボールを呼び込むと、何度もカットインを仕掛けて果敢にゴールを狙っていった。

「状況が状況というか、シーソーゲームになりかけていたし、当然自分だけじゃなくて、相手にもチャンスが回ってきていたので、チャンスを逃すわけにはいかなかった。どんどん積極的にいこうかなと思っていました」
 
 58分に原口元気のクロスに合わせて絶好機を得れば、63分には痛烈なFKで相手ゴールを強襲。その後も69分にはDFの背後に抜け出してバー直撃のシュートを、73分にはDFのタイミングを外してミドルシュートを放つなど、ゴールへの意欲を醸し出していた。
 
 久保自身「長距離移動をしているのは自分だけじゃないので、それを言い訳にできない。例えば近いところから来ていると言われても分からないくらいのプレーはできたんじゃないかなと」と、スペインから移動してきた割には動けていた実感があるようだ。
 
 しかし、いずれもネットを揺らすことができなければ、やはり満足とまではいかない様子で、「打ったからには全部決めないといけない。入っていないことがすべてなので」という。
 
 もっとも「一生入らないことはない。もう終わっているので、次に切り替えるだけですね」と、すでに意識は次の試合に向いている。
 
「決めようと思わなかったら入らないので、自分は。いつか入ることを信じてゴールを狙っていくだけです」
 
 強気な姿勢の久保が代表初ゴールを奪う日は近いだろう。
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取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)