かつての本拠地で先制点を決めたFW大迫勇也

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[9.5 キリンチャレンジ杯 日本2-0パラグアイ カシマ]

 所属のブレーメンで今季公式戦4試合4得点と絶好調の流れをそのまま持ち込み、エースとして疑いのないプレーを見せた。日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)が先制点を奪ったのは前半23分。中盤でMF橋本拳人、MF中島翔哉、MF堂安律がリズム良くつないで左サイド深くへ。DF長友佑都のクロスを大迫が左足ボレーで決めた。

「長友さんから良いボールが来たので、当てることだけを考えて打った。1点取れてチームとして楽になったので良かったですね」。淡々とした口調に自信をのぞかせながら、自身の後ろに中島、MF南野拓実、堂安の2列目トリオが並ぶ盤石の攻撃カルテットに胸を張った。

「この4人で結構やってきているので、考えすぎず、感覚的なところを合わせていけばチャンスが増えると思う。このチームは中盤の3人が自信を持ってやることで一番生きる」。その言葉どおり、4人がそろい踏みした前半はチャンスを量産した。ワンタッチでパスがどんどんつながる距離感。スルーやフリックで相手を翻弄するコンビネーション。ピッチの幅もうまく使い、次々とゴールに迫った。前半のシュート数は11本に及んだ。

 古巣の本拠地であり、思い入れの深いカシマスタジアムでのゴールに気持ちもさらに上がっている。「(ドイツに移籍して)6、7年経つけど、今でもコンタクトのあるチームだし、(鹿島は)僕にとっては特別なチーム。そのスタジアムで点を取れて、気分的にも次に良い状態で臨める」。

 ただ、気を緩めるつもりはない。課題を聞かれると即座に「3点目ですね」と回答。「2-0だと1点取られるとバタバタしてしまう。3点目を取り切ることを意識したい」。そう言って10日のW杯アジア2次予選初戦・ミャンマー戦(ヤンゴン)を見据えた。

(取材・文 矢内由美子)