インフォコム(4348)、ポイント制の株主優待を実質 拡充! 1株⇒2株の株式分割後も株主優待の配布基準 を据え置き、最低投資額は半額、優待利回りは2倍に!

インフォコム株式会社が、株主優待を実質的に拡充することを、2019年8月29日に発表した。
インフォコムの株主優待は、毎年9月末の株主に実施されており、内容は「100株以上を保有する株主に、保有株数と保有期間に応じて、インフォコムが選定した優待商品と交換できる『株主優待ポイント』(1ポイント=1円)を贈呈」というもの。
インフォコムは2019年2月28日を基準日に1株⇒2株の株式分割を行っているが、今回の発表で、分割後も株主優待の配布基準を変更しないことが判明。よって、株主優待の権利を獲得するために必要な最低投資額が従来の半額になり、株主優待利回りは従来の2倍になる。
この株主優待の拡充は、2019年9月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。
インフォコムの株主優待制度の詳細は?
■インフォコムの株主優待制度の詳細 | |||
基準日 | 保有株式数 | 保有期間 | 株主優待内容 |
9月末 | 100株以上 500株未満 | 3年未満 | 株主優待ポイント1000円相当 |
3年以上 | 株主優待ポイント2000円相当 | ||
500株以上 1000株未満 | 3年未満 | 株主優待ポイント2000円相当 | |
3年以上 | 株主優待ポイント4000円相当 | ||
1000株以上 | 3年未満 | 株主優待ポイント3000円相当 | |
3年以上 | 株主優待ポイント6000円相当 |
インフォコムの2019年9月5日時点の株価(終値)は2572円なので、株主優待利回りは以下のようになる(※保有期間は3年未満として計算)。
(100株・3年未満保有の場合)
投資金額:100株×2572円=25万7200円
優待品:ポイント1000円相当
株主優待利回り=1000円÷25万7200円×100=0.39%
(500株・3年未満保有の場合)
投資金額:500株×2572円=128万6000円
優待品:ポイント2000円相当
株主優待利回り=2000円÷128万6000円×100=0.16%
(1000株・3年未満保有の場合)
投資金額:1000株×2572円=257万2000円
優待品:ポイント3000円相当
株主優待利回り=3000円÷257万2000円×100=0.12%
インフォコムの株主優待は、お米やスイーツなどの優待商品と交換できる「株主優待ポイント」(1ポイント=1円)。2019年2月28日を基準日として「1株⇒2株」の株式分割が行われているが、株主優待の配布基準は分割前のまま据え置かれたので、株主優待の権利獲得に必要な最低投資額は半額に。また、株主優待利回りも以前の2倍になっている計算だ。ただ、それでも100株保有時の株主優待利回りは0.39%。配当+株主優待利回りでも1.52%なので、やや魅力に乏しいと言える。なお、ポイントは翌年への繰り越しができないので、申込期限は厳守しよう。
インフォコムは、東京都渋谷区に本社を置き、電子コミック配信サービス「めちゃコミック」の運営や、企業や公共機関向けのシステム開発などを手掛ける企業。2020年3月期(通期)の連結業績予想は、すべて前期比で売上高10.2%増、営業利益13.2%増、経常利益13.5%増、当期純利益8.7%増。電子コミック配信サービスが、スマートフォンによる電子書籍の利用の一般化により、好調の波に乗る。
【※2019年9月の株主優待の情報はこちら!】
⇒【9月の株主優待の内容と利回りを調査(2019年版)】ヤマダ電機やANA、ラウンドワン、プリマハムなどの人気銘柄に加えて高利回りのQUOカード優待も充実!
■インフォコム | |||
業種 | コード | 市場 | 権利確定月 |
情報・通信業 | 4348 | 東証1部 | 9月末 |
株価(終値) | 必要株数 | 最低投資金額 | 配当利回り |
2572円 | 100株 | 25万7200円 | 1.13% |
【インフォコムの最新の株価・株主優待の詳細はこちら!】 | |||
※株価などのデータは2019年9月5日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 ※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。 |