前半23分、FW大迫勇也が先制点

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[9.5 キリンチャレンジ杯 日本2-0パラグアイ カシマ]

 日本代表は5日、キリンチャレンジカップでパラグアイ代表と対戦し、2-0で勝利した。前半23分にFW大迫勇也のゴールで先制すると、同30分にはMF南野拓実が追加点。後半は追加点こそ奪えなかったが、無失点で試合を終えた。チームは明日6日に日本を出発。10日にW杯アジア2次予選初戦のミャンマー戦(ヤンゴン)を戦う。

 日本は4-2-3-1のシステムでスタート。GK権田修一、4バックは右からDF酒井宏樹、DF冨安健洋、DF吉田麻也、DF長友佑都と並んだ。中盤はMF柴崎岳とMF橋本拳人のダブルボランチで、2列目にMF堂安律、南野、MF中島翔哉の“三銃士”。大迫が1トップを務めた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から試合を優勢に進める日本は前半17分、中島が右サイドをオーバーラップしてきた酒井にスルーパス。酒井の折り返しを堂安がスルーし、PA内中央で大迫がボールを持ったが、右足のシュートはGKの正面に飛んだ。最初の決定機は生かせなかったが、同23分、橋本、中島、堂安と細かくつないで左サイドの長友へ。長友のクロスは相手に当たったが、コースが変わってこぼれてきたところをニアの大迫が左足ダイレクトで合わせ、先制のゴールネットを揺らした。

 大迫の得点は1月28日のアジアカップ準決勝・イラン戦(○3-0)以来で、国際Aマッチ通算15得点目。所属クラブのブレーメンでも今季公式戦4戦4発と好調なエースがまずは均衡を破った。前半25分にはカウンターから中島と南野が粘ってボールをつなぎ、中央の大迫に渡ると、大迫は左サイドをフリーで上がってきた堂安に絶妙なラストパス。前に出てきたGKと1対1を迎えた堂安だったが、左足のシュートはGKのビッグセーブに阻まれた。

 それでも直後の前半30分、再び中島から右サイドを駆け上がった酒井に鮮やかなスルーパス。酒井がダイレクトで折り返したボールをゴール前でフリーになった南野が右足ワンタッチで合わせ、追加点を奪った。南野は2月1日のアジアカップ決勝・カタール戦(●1-3)以来、国際Aマッチ6点目。やはり所属クラブで得点を量産している好調なアタッカーが結果を残した。

 2-0とリードを広げた日本だが、前半36分にはピンチを迎える。パラグアイはFWデルリス・ゴンサレスが右サイドのDFブライアン・サムディオへスルーパス。サムディオはワンタッチで吉田をかわして中に切れ込むと、至近距離から右足でシュートを打ったが、権田が鋭い反応で弾き出した。このプレーで与えたCKのセカンドボールをPA手前のMFリチャルド・サンチェスが右足ミドルで狙ったが、再び権田がファインセーブ。アジアカップ以来の代表戦となった背番号12がゴールを許さず、前半は2点リードで折り返した。

 日本はハーフタイムに3選手を交代し、酒井、堂安、中島に代えてDF植田直通、MF久保建英、MF原口元気を投入。植田はセンターバックに入り、冨安が右サイドバックへ。久保と原口はそのまま右サイドハーフと左サイドハーフの位置に入った。

 後半4分、南野からパスを受けた久保がPA右手前でファウルを受け、FKを獲得。右45度の絶好の位置で久保が自らキッカーを務めたが、左足のキックは大きくクロスバーを越えた。同13分には大迫のボールキープから原口が左サイドを抜け出し、マイナスのクロス。ファーサイドから走り込んだ久保が左足で合わせたが、目の前のDFに当たった。久保は同18分にもPA右外で自ら獲得したFKを左足で直接狙ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。

 日本は後半22分、2人を交代。大迫と長友を下げ、FW永井謙佑とDF安西幸輝がピッチに入った。同24分には再び久保に好機。柴崎のスルーパスからPA内右に抜け出し、角度のない位置から左足でシュートを狙ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。同28分、今度は左サイドの原口からサイドチェンジのパスを受けた久保がPA手前から左足でミドルシュートを打ったが、これもクロスバーを越えた。

 後半31分に最後の交代枠を切り、柴崎に代わってMF板倉滉がボランチに入った日本。選手が次々と入れ替わった影響か、個々のミスも目立つようなり、その後はなかなか決定機をつくれない。それでも後半41分、サムディオのミドルシュートはしっかりと権田が抑え、守備陣は最後までパラグアイを完封。2-0のままタイムアップを迎えた。

(取材・文 西山紘平)