ウェストハム残留を決断したライス photo/Getty Images

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ステップアップは時期の見極めが肝要だ。どんなに優秀な選手といえど、適切なタイミングで加入できなければ多くの大物選手がひしめくビッグクラブで生き残ることは難しい。たとえ前所属クラブにおいて“王様”としてプレイしていたからといって、新天地での出番が保証されているわけではない。特に、将来を嘱望されている若手選手は選択を誤るとそのキャリアに大きな傷を残す可能性もある。

その危険性を考慮し、今夏ビッグクラブからの誘いを受けながらも現所属クラブに残留することを決断した選手がいる。ウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライスだ。

今夏マンチェスター・ユナイテッドなどへの移籍が噂されていたライス。しかし、この20歳が“ハマーズ”を離れることはなかった。いったい、なぜ彼はこのような決断を下したのか。その理由を本人が英『FourFourTwo』に明かしている。ライスはビッグクラブでやっていける自信がなかったわけではないと前置きし、次のように語った。

「僕はビッグクラブでもプレイできる能力を備えていると思う。ただ、今が移籍のタイミングだとは全く思わない。僕はまだ学ぶべきことがたくさんあるからね。ウェストハムを愛しているし、ここでのサポーターとの繋がりは特別だ。僕はファンのお気に入りの一人だし、監督にも気に入られている。ここがサッカーをするのに最適な場所なんだ。契約はまだ残っている。今季、そしてそれ以降もここでプレイすることを楽しみにしているよ。将来、ウェストハムのレジェンドと呼ばれることになれば、これほど名誉なことはないね」

どうやら、ライスはウェストハムでできることをすべてやり遂げたいようだ。背伸びして移籍するよりも、一人の選手として確実に成長できる環境を選んだということか。イングランドの新星は弱冠20歳ながら、先を見据えて堅実にキャリアを形成している。

はたして、この20歳は今後ウェストハムでどこまで成長するのだろうか。チャンピオンズリーグで欧州の屈強なアタッカーを相手する彼の姿も見たいところだが、それはもう少し先のこととなりそうだ。

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