『ハート・ロッカー』脚本家、米ABCでアメリカ同時多発テロのドラマを手掛けることに

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死と隣り合わせの戦場で爆弾処理に取り組むチームの活躍をスリリングに描いた映画『ハート・ロッカー』で2009年にアカデミー賞脚本賞を受賞したマーク・ボールが、米ABCで米同時多発テロ事件を題材にしたノンフィクション書籍のドラマ版を製作することが明らかとなった。米Varietyが報じている。

マーク・ボールが脚本・製作総指揮を務めるドラマシリーズは、劇場未公開映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』の原作者ミッチェル・ズーコフによる著書「Fall and Rise: The Story of 9/11」を脚色した作品となる。同著は、2001年9月11日に起こった米同時多発テロ事件の犠牲者と遺された者たちを追ったノンフィクションで、2019年4月に米国で出版された。

『13時間 ベンガジの秘密の兵士』でズーコフと組んだアーウィン・ストフとリチャード・アベイト、そして原作者であるズーコフもボールと共同で製作総指揮に名を連ねる。

これまでにボールは、イラク戦争の帰還兵を巡る衝撃の実話を映画化した『告発のとき』で原案を手掛け、米海軍特殊部隊"ネイビー・シールズ"によって遂行された、オサマ・ビンラディン暗殺をめぐる驚愕の舞台裏を描いた『ゼロ・ダーク・サーティ』で脚本・製作を務めており、戦争を題材とした作品を得意としているクリエイターだ。また、ベン・アフレック(『バットマン』シリーズ)とオスカー・アイザック(『スター・ウォーズ』シリーズ)、チャーリー・ハナム(『サン・オブ・アナーキー』)といったスターが集結したNetflixのアクション映画『トリプル・フロンティア』では原案・脚本・製作総指揮を務めた。映画やドラマ界で活躍するほかボールは著名なジャーナリストとしても知られ、「Rolling Stone」誌や「Playboy」誌などにも寄稿している。

ズーコフの著書を映像化する新作ドラマは、米同時多発テロ事件が20周年を迎える2021年にABCで放送される予定だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:映画『ハート・ロッカー』
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