2002年日韓W杯では決勝のピッチにも立ったメッツェルダー。名手は身の潔白を証明できるのだろうか。(C)Getty Images

写真拡大

 ドイツから驚きのニュースが飛び込んできた。
 
 大手メディアの『SPIEGEL』誌や『BILD』紙などが一斉に報じたのは、元ドイツ代表DFクリストフ・メッツェルダーにまつわるスキャンダルだ。違法である児童ポルノ写真をメッツェルダーが所持し、それを知人等にインターネットを通じて送信・拡散した容疑がかけられ、ハンブルクの検察が捜査に乗り出した。一時代を築いた名手のショッキングな話題に、ドイツ中が揺れている。
 
 現在38歳のメッツェルダー。ボルシア・ドルトムント、レアル・マドリー、シャルケ04と名門クラブを渡り歩いたCBで、ドイツ代表として47試合に出場し、ワールドカップやEUROでも活躍した。2013年に現役を引退してからは、広告代理店を経営し、青少年をサポートするファンドを設立するなど精力的に活動。ドイツ公共放送『ARD』でサッカー解説者を務め、プライベートでは4部リーグに所属する古巣TuSハルテルンのU-19チームの指導にも当たっている。公私ともに充実のセカンドキャリアを送っていたはずだが……。

 
 メッツェルダーは今週火曜日、知人の女性に通信アプリ『WhatsAPP』を通して14歳以下の児童の性的な写真を送信したとされている。ハンブルク検察は水曜日、デュッセルドルフにある自宅とオフィスの家宅捜索に踏み切り、本人のスマホやノートパソコンなどを押収した。メッツェルダー自身は沈黙を守っているようで、現地時間・水曜夕方の時点で逮捕には至っておらず、身柄も拘束されていない。
 
 はたして事態はどのような展開を見せるのか。公共放送『ARD』は今回の一件をニュース番組で取り上げ、専属契約を結ぶメッツェルダーの出演は潔白が証明されるまで当面見送る、と発表している。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部