ASUS、心電図も測れるスマートウォッチVivoWatch SP発表
台湾ASUSはウェアラブルヘルスケアデバイス「VivoWatch SP」を、ベルリンで開催されるIFA 2019に向けて発表しました。

VivoWatch SPは本体に心電図計(ECG)と心拍数計(PPG)を搭載。本体サイドには心電図計用のボタンも用意されており、上記のデータの測定は15〜20秒で完了します。また、前モデルの「VivoWatch BP」にくらべて、見た目も普通の時計にかなり近づいています。

ランナーやハイカー向けの機能として、GPSやスピードモニタ機能、距離やルートマッピング、高度計やコーチ機能も搭載されています。そして睡眠トラッキング機能は血中酸素飽和度を計測することで、たとえば睡眠時無呼吸症候群の検知が可能です。

さらに、ASUSのヘルスケアプラットフォームが利用できます。VivoWatch SPを7日間装着することで、台北にある国立台湾大学醫学院付設醫院の専門家からライフスタイルに関するヒントを受け取ったり、あるいはストレスのバロメーターとなる「Pulse Transmission Time」のデータも参照できます。

本体には反射型ディスプレイを搭載し、1日5〜6回の心拍数計測をした場合のバッテリー駆動時間は14日間。一日中GPSを利用しても、バッテリーは1日持ちます。また、Bluetooth連携にてスマートウォッチへの着信やメッセージを通知することができ、限定的ながらそれらに返答することも可能です。

VivoWatch SPは年末までに全世界で発売予定。製品価格は300ドル(3万2000円)以下になる予定だとしています。ただし、保健当局の規制により販売できない/機能が制限される地域が存在することも想定されます。