かつての本拠地であるカシマスタジアムで調整するFW大迫勇也

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 絶対的なエースとしてW杯予選を迎える。日本代表FW大迫勇也(ブレーメン)はカタールW杯のアジア2次予選開幕を前に「いよいよという感じだし、また始まるなと。いい緊張感の中で練習できているし、楽しみです」と高揚感を漂わせた。

 10日のミャンマー戦(ヤンゴン)を皮切りに始まるアジア2次予選ではミャンマーのほか、モンゴル、タジキスタン、キルギスと同組になった。格下と見られる相手に引かれる戦いが増えることは間違いなく、移動の負担やアウェーの環境といった難しさも予想される。

 それでも大迫は「自分たちのやるべきことを整理して臨むだけ。相手どうこうより、自分たちにベクトルを向けていい準備をするだけだと思う」と力説。「ピッチとか環境とか、いろいろあると思うけど、経験ある選手もいるし、問題ない」。世代交代の進む日本代表を自らが牽引していく自覚もある。

「ずっと中心でやっているので、しっかり結果を残さないといけない責任感もある。自分にプレッシャーをかけてやるだけ」。所属クラブでの好調ぶりもエースの自信を後押しする。今季は3トップのセンターフォワードとして起用されており、開幕から公式戦4試合で計4ゴール。直近のアウクスブルク戦では2得点を挙げた。

 ブレーメンの監督からは「自由にやっていい。自分の感覚で試合に臨んでくれ」と言われているそうで、「その分、プレッシャーはあるけど、楽しくプレーできている」と充実した表情を浮かべる。「自分の特長を出せるシステムだし、そこが大きい。結果を出し続けないといけない責任感もあるけど、それがモチベーションになって、やっていて楽しい」と口ぶりも滑らかだ。

 予選に向けた最終調整の場となる5日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦は、かつての本拠地であるカシマスタジアムで行われる。16年11月11日にカシマで開催されたキリンチャレンジカップのオマーン戦(○4-0)では2ゴールをマーク。この日の公式練習で古巣のホームスタジアムに足を踏み入れた日本のエースは「うれしいけど、もうドイツのほうが長いですからね」と笑顔を見せ、「もちろんイメージはいい。一番点を取っているスタジアムですから」と闘志を燃やした。

(取材・文 西山紘平)