日本代表の森保一監督

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 日本代表の森保一監督は4日、茨城県立カシマサッカースタジアムで、キリンチャレンジカップ・パラグアイ戦の前日会見を行った。

 以下、森保一監督の会見要旨

●森保一監督

「明日のパラグアイ戦、そしてその後にはカタールW杯アジア予選につながる2つの戦いがあるが、まずは目の前の一戦にしっかりと最善の準備をして、明日スタジアムに見に来てくださる方、メディアを通じて応援してくださる方に喜んでもらえるような戦いをしたい。明日の試合では、チームとしての戦術理解を試合の中で深めていくことを考えながら戦いたい。目の前の一戦にしっかり勝利できるよう最善の準備をしたい」

--パラグアイ戦ではこれまで主力を担ってきたメンバーを並べるのか、それとも帰国が早かった選手や国内組をコンディション重視で並べるのか。また、3バックと4バックどちらで考えているか。

「まず選手の起用は、まだノーマルのトレーニングを全体でやっていないので、今日のトレーニングで見極めてからスタメンを決めていきたい。明日のシステムは4バックでスタートしたいと。試合の流れを見ながら、これまで試してきた3バックを試合中にチャレンジするかもしれないが、今は4バックでスタートしようという考えでいる」

--10日にはW杯アジア2次予選のミャンマー戦を控えているが、明日の試合でどうしても確認したいことは。

「まずはわれわれの戦い方の部分で、戦術的なコンセプトを試合の中で確認してもらいたいし、選手個々で同じ絵を描けるようにイメージの共有をしてもらいたい。6月に日本代表活動があったが、この約2か月間は活動ができていない。所属クラブのコンセプトや与えられる役割とは違う部分があるので、練習でより長い時間を割きたいが、そこまで時間を割けない部分はあるので、試合の中でお互いの力をより発揮できるようにイメージの共有をしてもらえればと思っている」

--パラグアイはW杯本大会で当たるレベルの相手だと思うが、戦術的に試しておきたい部分はあるか。

「戦術的に試すというより、パラグアイは強い相手だと思うし、その相手にわれわれがどれだけ力を発揮できるかを考えて試合ができればと思う。アジア予選のことも考えないといけないし、アジア予選を軽視してはいけないが、われわれが強くなっていけばアジアでより確実に勝てることにつながる。パラグアイのような世界の強豪に勝てれば、世界の戦いで勝っていける自信も高まるし、勝つ可能性が高まる。コパ・アメリカでベスト8に入ったパラグアイと熱い試合を見せたい。アジア予選に向けて準備は怠ってはいけないが、われわれがレベルアップしていくことを常に考えながら明日の試合に臨みたい」

--現状のチームのベースは4バックにあるという考えか。

「現時点ではそうだと思うが、これからチーム作りをさらに進めていく上で、3バックでやったほうがより日本の力が出せると判断した場合は3バックになると思うし、そこは柔軟に考えていきたいと思っている。ただ4バックにしても3バックにしても、われわれがやろうとするコンセプトの原理原則は変わらない。選手たちにも形にこだわって神経質になることがないように伝えており、6月の代表活動でチャレンジした3バックも4バックもやっていることに変わりはない。いつもとやっていることを変えず、少し配置が変わることには柔軟に対応してくれるよう、普段どおりに戦えるようにしてほしい」

--MF中島翔哉、MF堂安律、MF久保建英ら、移籍したばかりで試合に出ていない選手にとってパラグアイ戦は試合勘を取り戻すチャンスだが、長い時間をプレーさせる考えはあるか。またGKは所属先で試合に出ているのはシュミット・ダニエル、ロシアW杯は川島永嗣、アジア杯は権田修一が出場していたが、序列はどのように考えているか。

「フィールドにしてもGKにしても、試合に出ている選手を基本的に選んでいきたいと思っているし、起用もそのように考えている。基本でないことが今回は起こっているが、これまでもそれに該当する選手はいたし、招集した選手に代表活動の中でいい状態を作ってもらうこと、クラブに帰った時により評価が上がるよう、いい状態で戻ってもらえるように代表活動をしてもらえればと思っている。すべてこうでないといけないわけではないということも含め、プレーヤーズファーストとチームファースト、ファーストが2つあってはいけないが、選手とチームのことを考えながら選考をしていきたい」

--アジア予選では1点を取り切ることが大事になると思うが、パラグアイ戦で攻撃陣に期待したいことは。

「攻撃だけ守備だけという戦い方ではなく、選手たちには得点を奪うためにプレーしてもらいたいと思うし、できれば無失点で抑えることにこだわってプレーしてもらいたいと思っている。得点、あるいは失点のところをこだわっていくことはやっていかないといけないが、選手たちにはいま持てる力を思い切って100%発揮できるよう、アグレッシブにプレーできるようにピッチに送り出せれば」

(取材・文 竹内達也)