石川修司(左)にラリアートを見舞うゼウス=後楽園ホール

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 「プロレス・全日本」(3日、後楽園ホール)

 世界タッグ選手権試合が行われ、挑戦者の崔領二、ゼウス組が“暴走大巨人”石川修司、諏訪魔組の4度目の防衛を阻み新王者となった。

 挑戦者組はゼウスが王者組のラフで激しい攻撃に長時間捕まり大苦戦。だが、王者組がゼウスに仕掛けた雪崩式合体技アルティメットデストロイを崔が崩して自爆を誘い、流れを引き寄せる。王者組は石川がゼウスに飛龍原爆、サンダーファイヤーを見舞うなどしぶとさを見せたが、崔が諏訪魔を大外刈りで排除。ゼウスは一騎打ち状態で石川にラリアットのバイセップスエクスプロージョンを連発し、最後はジャックハマーでマットにたたきつけて息の根を止めた。

 強敵を乗り越えての戴冠に、ゼウスはリング上で「みなさん、応援ありがとうございます。最強のチャンピオンからベルトを獲れたことを心より感謝します」とあいさつ。だが、ライバルでもある崔は「めでたいけど、よう覚えとけよ。最高のタッグパートナーやけど、戦う時は戦うからな。仲良しこよしとちゃうぞ」とクギを刺しながらも、「年末はたぶんお前の力を借りないと優勝ででけへんから、その時まではとりあえず頼むわ」と11〜12月に開催予定の世界最強タッグ決定リーグ戦出場を求めた。

 インタビューでもゼウスは「まさかの領二との世界タッグ。最強の諏訪魔、石川組からの勝利。これは全日本プロレスの歴史を1つ塗り替えたと思う」と喜びの笑顔。崔も「自分たちが獲れた喜びを同じぐらいかそれ以上に、あの2人が挑戦を受けてくれたからこれだけのものができたし、あの2人にリスペクトを表したい。とあの2人がいなかったら。油断はできないけど、今この瞬間はオレとゼウスがナンバーワンタッグ屋」と満足感を口にした。

 続けてゼウスが「オレも領二も宮原健斗の持つ三冠(ヘビー級)王座を獲りに行く。目指すは(2冠の世界タッグと合わせて)5冠。領二、先にどっちが獲るか勝負しようや」とぶち上げ。崔も「よし」と力強く呼応した。