日本代表MF久保建英

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 MF久保建英(マジョルカ)が3日、スペイン移籍後初めて日本代表のトレーニングに合流した。自身のリーガデビューについては「試合に出るために行ったので良かった」と述べつつも、現地生活については「またの機会で」と多くを語らず。まずは目の前に迫った代表戦2試合に集中していく構えだ。

 6月に18歳を迎えた久保にとって、この夏は激動の連続だった。キリンチャレンジ杯でA代表初出場を飾り、コパ・アメリカ(南米選手権)では全3試合に出場。その裏ではFC東京からレアル・マドリーに加入し、北米ツアーではトップチームに帯同した後、出場機会を求めてマジョルカに期限付き移籍。今月1日には公式戦デビューも果たした。

 しかし、そうした過去には目もくれず、まずはA代表の活動に全力を注いでいく。約10日間にわたって新天地のトレーニングを離れることになるが、「それをどうこう言っても何も起きないし、いまここで自分がいいプレーを見せることがプラスになれば」と意に介さず。「カシマで代表の一員として戦っていることが全て」と強調する。

 新たについてきた“海外組”の肩書きにも関心は持たない。「海外でプレーしているから代表に呼ばれるとか、国内だから呼ばれないとかなく、どこにいても関係ない」。変わったことと言えば長距離移動のみ。「新しい経験なので、どう向き合っていくかを考えている」と目の前の課題だけを見据えている。

 公式戦からも長らく遠ざかっているが、「試合が始まったり、強度の高い練習が始まったら対応できる。コンディションは自分がつくっていければ」と力説。出場機会に関しても「自分はチャンスがあれば最大限のプレーをして、それをどう評価をしてもらえるか。自分が自分の力で変えていくしかない」と自らに矢印を向けた。

 要するに、久保にとって大事なのは目の前の一戦だけだ。

「自分が代表に決まったからには、自分が選ばれた理由を見せないといけないと思っているし、それはピッチ上で。選ぶのは監督なので、森保監督が自分を選んでくれた理由というものを自分がピッチ上で見せていければ」。

(取材・文 竹内達也)