試合中にモンキーチャントを浴びせられたインテルのロメルー・ルカク(2019年8月26日撮影、資料写真)。(c)Miguel MEDINA / AFP

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【AFP=時事】イタリア・セリエA、インテル(Inter Milan)のFWロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)は2日、選手や各クラブ、連盟、それに加えてソーシャルメディアのプラットフォーマーが、試合中に起きる人種差別に団結して立ち向かうべきだと主張した。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から移籍し、1日に行われた試合でモンキーチャント(猿の鳴きまね)の標的となった26歳のルカクは、この件に反応を示した。

 2-1で勝利したカリアリ(Cagliari Calcio)とのアウェーゲームでは、ルカクがPKの準備を行っていると、観客席から数秒間にわたって人種差別的なチャントが飛ばされた。

 ルカクはインスタグラム(Instagram)に「先月は多くの選手に人種差別的な言葉が浴びせられ、私もきのう被害に遭った」と記した。

「サッカーは誰もが楽しめる競技であり、われわれは試合を辱めるいかなる形の差別も容認すべきでない」

 ルカクはまた、世界中のサッカー連盟に対して「強い姿勢で反応する」ことを求め、「有色人種のSNS投稿には、毎日最低でも一つは人種差別的なコメントがあるため」、ソーシャルメディアのプラットフォーマーはサッカークラブと共により多くのことをしなければならないと示唆した。

「われわれはそのことを何年も言い続けているが、まだ行動は取られていない」「皆さん、もう2019年だ。前進するどころか後退しているじゃないか。サッカーをクリーンで誰もが楽しめるものにし続けるため、われわれは団結してこの件に関して主張しなければならないと思う」

 イタリアのスタジアムでは近年、人種差別的なチャントに悩まされている。

 同じスタジアムで今年4月に行われたカリアリ対ユベントス戦では、ゴールを決めた同国代表FWモイゼ・ケアン(Moise Kean)とチームメートのブレーズ・マテュイディ(Blaise Matuidi)が、同様の人種差別的な被害に遭っていた。

 ナポリに所属するDFカリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)にも昨季、インテルのホームでモンキーチャントが浴びせられており、標的になった黒人選手は他にもいる。

 ルカクの元チームメートで、ユナイテッドに所属するMFポール・ポグバ(Paul Pogba)とFWマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)も、先月インターネット上で人種差別の被害に遭っていた。

 カリアリは人種差別を非難する発表文の中で「われわれは、時代に逆行した恥ずべき行動を取る礼儀を知らない人々を特定して断絶、排除する意思があることを改めて強調する」とつづっている。

【翻訳編集】AFPBB News