あと一歩のところでゴールを逃がし続けている。鎌田本人ももどかしい気持ちがあるだろう。(C) Getty Images

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 現地日曜日、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、ブンデスリーガ第3節でフォルトゥナ・デュッセルドルフとホームで対戦。前半に先制を許すも後半に盛り返して2点を奪い、見事な逆転勝利を収めた。

 この試合でリーグ戦3戦連続での先発を飾ったのが鎌田だ。2トップ下のシャドーに指名されると、前半からゲームメイクを一手に担い、フランクフルトの好機をたびたび演出した。

 鎌田自身も前半終了間際に左サイドからのバウンドクロスに合わせて惜しいボレーシュートを狙い、84分には右サイドからのダニー・ダ・コスタからのクロスに絶妙なタイミングで飛び込み、ダイレクトでシュートを放つもGKに阻まれた。さらにこぼれ球に反応したが再度GKにクリアされてしまう。これには思わず、ゴールネットにいら立ちをぶつけたほどだ。

 現地紙『Frankfurter Rundschau』は、得点はなかったものの鎌田のプレーを称賛。ゴールを決めたバス・ドスト、ゴンサロ・パシエンシアに次ぐ高評価を与えた。「少なくとも彼はなにかをイメージしてさまざまなことにトライし、そして時折みずからゴール前に飛び込んだ。ふたつのビッグチャンスを迎えたが、GKに阻まれてしまったのが残念だった」と評した。

 とはいえ本人は、もどかしい気持ちを抱えているようだ。

 試合後に自身のSNSを更新した鎌田は、英語でフランクフルトのサポーターに対して感謝の意を伝えるとともに「決められるべきところで決められなかった」と謝罪。日本語では自身のゴールが遠いことを、「点取れない病気にかかってますね完全に、しっかり代表ウイークでコンディション整えてまた頑張ります!」(原文ママ)と自嘲気味に綴った。

 鎌田は昨季、ベルギーリーグのシント=トロイデン(STVV)に期限付きで加入し、公式戦36試合で16ゴール・9アシストを記録。今季はレンタル元のフランクフルトに戻り、主力として重用されている。ここまでの公式戦10試合での記録は、DFBポカールでの1ゴール、ヨーロッパリーグ予選での1アシストのみで、鎌田本人としてはそろそろリーグ戦での一発が欲しいところだろう。

 悩めるエースの投稿に、地元サポーターは、

「僕らが祈っとくから」
「次のゲームではきっと! ただ、ゴールは無くても、君のパフォーマンスは素晴らしいよ」
「君はアイントラハト・ファミリーにとって欠かせない一員だ」

 といった激励が続々と寄せられ、日本からも「”完治”をお祈りしてます!」「頑張れ」といった声が届いている。

 代表ウイークを挟み、フランクフルトは9月13日にアウェーでアウクスブルクと対戦する。はたして鎌田は”病”を克服し、待望のゴールを奪うことができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部