自身4度目のW杯予選に臨むDF長友佑都

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 自身4度目となるW杯予選を前に日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)は表情を引き締めた。今月12日で33歳となるベテランのサイドバックは合宿初日の練習後に取材に応じ、「(年齢を重ねると)時間が経つのがより一層早く感じる。もうW杯予選なんだなと」と率直な心境を語った。

 5日のキリンチャレンジカップ・パラグアイ戦(カシマ)を経て、10日にアウェーでカタールW杯アジア2次予選初戦のミャンマー戦(ヤンゴン)を控える森保ジャパン。W杯予選、特にその初戦の難しさを長友はだれよりも分かっている。

 4年前の15年6月16日にホームで迎えたロシアW杯のアジア2次予選初戦・シンガポール戦(△0-0)はまさかのスコアレスドロー。8年前の11年9月2日に行われたブラジルW杯のアジア3次予選初戦・北朝鮮戦(○1-0)も、ホームで後半アディショナルタイムにDF吉田麻也がCKから決勝点を決める辛勝だった。

 長友はシンガポール戦はケガもあって出番がなく、北朝鮮戦は招集外。11年前の08年2月6日に行われた南アフリカW杯のアジア3次予選初戦・タイ戦(○4-1)は同年5月のA代表初招集前で経験していないということもあり、「(自分に)W杯予選初戦で成功体験がないので難しいけど、経験ある選手がピッチの中で精神の乱れを整える役割も必要。精神の乱れがあれば、整える声がけをしたい」と自覚する。

 世代交代が進む日本代表においてコンスタントに招集され続けている。それでも「いつ呼ばれなくなるか分からない危機感もある」と認める大ベテランは「これまでの経験を伝えていきたいし、自分が生き残っていくためにチームに貢献したい気持ちも強くある」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)