アニメ『けいおん!』の劇中バンド・放課後ティータイムが1日、さいたまスーパーアリーナで行われた『Animelo Summer Live 2019 -STORY-』最終日公演にサプライズで出演した。登場するやいなや会場は大歓声があがり、バンド復活を喜んだ。


2019年はアニメ『けいおん!』放送開始から10年とあって、放課後ティータイムの復活を望む声がネットを中心にあがっていたが、それが実現となった。


会場が暗くなり、スクリーンにギター、ベース、キーボードとメンバーが使用する楽器が次々に映し出されると察した一部のファンがざわつき始めた。そしてアニメ『けいおん!』のエンディング曲『Don't say “lazy”』のイントロとアニメ映像が同時に流れると、約3万人のファンは大興奮となった。


平沢唯役の豊崎愛生は「久しぶり!」、秋山澪役の日笠陽子は「萌え萌えキューン!」、田井中律役の佐藤聡美は「私が部長だ〜!」、琴吹紬役の寿美菜子は「アニサマ楽しんでますか?」、中野梓役の竹達彩奈は「お久しぶりです!」とそれぞれ挨拶。


豊崎は「アニサマに5人揃って出られて本当にうれしいです、ありがとうございます。時間が経ってもたくさんの方が応援してくださって、『けいおん!』を愛してくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱい」と思いを吐露した。そして「『けいおん!』というので大好きって叫んでください」とお願い。佐藤が「準備はいいか〜?けいおん!」と呼びかけると、さいたまスーパーアリーナが揺れるほどの「大好き!!」が返ってきた。


2曲目はアニメ『けいおん!』のオープニング曲『GO! GO! MANIAC』を演奏し、再び歓喜に包まれる。演奏が終わると5人が一列に並び、「ありがとうございました!」とファンに感謝を伝えた。会場は最後まで興奮と喜びに満ち、5人がステージを去った後もどよめきが消えなかった。


『けいおん!』は、かきふらい氏による4コマ漫画で『まんがタイムきらら』(芳文社)などで連載された。廃部寸前だった桜ヶ丘高校の軽音部を舞台に女子高生たちの日常が描かれた。2009年4〜6月にテレビアニメ1期、2010年4月〜9月に2期が放送、2011年には劇場版も公開され、ヒットを記録。アニメ主題歌やキャラクターソングも人気を集め、ガールズバンドが流行するなど社会現象を巻き起こした。


2005年からスタートした『Animelo Summer Live』はアニソン界の人気アーティストが一堂に会する世界最大規模のアニソンイベントで、通称「アニサマ」。今年で15回目と節目を迎え、例年以上にコラボステージを多く展開する。テーマに「STORY」を掲げ、さいたまスーパーアリーナにて8月30日から9月1日まで開催。3日間で約8万4000人を動員する。


©Animelo Summer Live 2019