<*:地元・秋田で演説した菅官房長官、イージス・アショア配備にはまったく触れず2019/07/01 横田一 ハーバービジネスオンライン>

 これは当然のことで、外交能力など微塵もない原稿読みの安倍晋三氏が首相の座にしがみつくための安倍氏の個人的な対外社交(安倍社交:あべしゃこう)における最大の貢ぎ物ですから国民の犠牲など無視するに限るのです。従って、「自民党のペラ助」こと、小泉進次郎氏もこの争点からは逃げ回りました*。
<*:秋田で応援演説の小泉進次郎氏を直撃。「イージス・アショアになぜ触れないのですか?」 2019/07/17 横田一 ハーバービジネスオンライン>

 自民党は、徹底して「秋田市へのイージス・アショア配備」という「安倍社交」最重要課題の争点化から逃げ回り、批判的ジャーナリストへの取材妨害まで行いました*。これは自民党の常套手段といえます。
<*:自民党が批判的ジャーナリストを名指しし、警察を動かして排除!? 2019/07/30横田一 ハーバービジネスオンライン>

◆秋田で敗北した自民党

 結果として、第25回参議院通常選挙では、自民党は、秋田選挙区で議席を失いました。当時現職議員であった中泉松司氏 は、地盤・看板・鞄の三拍子そろった典型的な自民党の世襲現職議員でしたが、秋田県庁が勤務時間中に県庁敷地内で佐竹敬久(さたけ のりひさ)秋田県知事主導のもと支持集会を開く*など憲法上もコンプライアンス上もきわめて問題の大きな運動が展開**されたにもかかわらず、無所属新人の寺田静氏に二万票差で敗北しました***。
<*県庁で勤務中職員が必勝コール 知事「悪いという法律ない」2019/07/11 秋田魁新報>
<**:ほかにも佐竹敬久秋田県知事は、7月6日に大仙市で中山陣営の選挙カーに乗り込むなど、中立が求められる特別職の地方公務員として問題とおもわれる行動が指摘されている。
”(幹事社): 関連で、土曜日、大仙市で中泉さんの選挙カーに乗られたということだと思うんですけれども、知事ご自身が過去の国政選挙で、そこまで1人の候補を応援したということはあったのしょうか。
(知 事): 前回の衆議院議員選挙は、金田さんと富樫さんに2日か3日ずつ乗ったんです。今回、たまたま土曜日空いてましたので。これからは、時間的に公務が入っていますので、ほとんど無理かなと思います。”|令和元年7月8日知事記者会見 | 美の国あきたネット>
<***:秋田 選挙区 | 参院選 2019 | NHK選挙WEB>

 7/24投開票の結果、秋田市だけでなく郡部も含め大多数の開票所で寺田氏は獲得票数一位となり、二万票の差で堂々当選、秋田県民の民意は、「イージス・アショア秋田市配備を拒否」と明確に示されました。なにしろ寺田静氏の政見公約には、イージス・アショアについて、「大前提として住宅地、学校などの目の前にミサイル基地の新設を許すことはできません。」と明記されています*。
<*:第25回参議院通常選挙秋田選挙区選挙公報>

 当選後寺田静氏は、秋田市への陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」配備計画について「阻止に向けて全力を注いでいく」と述べました*。
<*:イージス配備「阻止に向け全力を注ぐ」 秋田の寺田静氏 - 2019参議院選挙(参院選) 2019/07/22 朝日新聞>

 本来民意を直接反映する役割は、衆議院が担いますが、イージス・アショア秋田市配備が表面化した直近の選挙が第25回参議院通常選挙ですので、有権者の民意がこの選挙に直接反映されたと言えます。

◆秋田では、イージス・アショア拒否で結論、一方で配備強行を目論む安倍自公政権

 第25回参議院通常選挙でイージス・アショア秋田配備拒否とい言う秋田県民の民意は明確に示され、すでに自民党秋田県選出衆院議員の冨樫博之氏は、白旗を揚げています*。