「人生で最高に美味しかったもの」について語る番組。この日のゲストは小籔千豊だった。吉本新喜劇の座長として、関西では有名だが、東京での知名度はいまいちだった。というところから数年前、東京進出を果たした小籔。「バイキング!」(フジテレビ系)などで存在感を示し、いまでは東京でも活躍している。誰が相手でもブレず、上から目線でぴしゃりとやるのは、西の立川志らくといった感じだ。

昨年(2018年)9月末で「バイキング!」を降板した際には、「MC坂上忍との確執か!?」などと一部週刊誌に書かれていた。ことの真相は定かではないとしても、小籔が降板した後の「バイキング」は坂上のイエスマンだらけで、どうにもこうにもつまらなくなったのは確か。

今回も、ただ「食」の話をするだけでなく、そこに亡き母親との想い出を絡めて、感動話に仕立てていくあたりはさすが。

「ナニワの食通芸人」と言われる小籔の食のルーツは母にある。子どもの頃から料亭に連れて行かれ、高級店にもビビらないような男になれ、と教育されたという。和食ならここ、イタリアンならここ、と母が教えてくれた店に通う小籔。末期の悪性リンパ腫で闘病中にも関わらず、最後に行こうとイタリアンの店に連れていってくれた母への思いを語った。

おもちゃなども一切与えられなかったが、将棋を与えられ、そのおかげで、先輩芸人たちにも声を掛けて貰えるようになった、と。母の教えが効いているとしみじみ。いい話。

(放送2019年8月24日23時30分〜)

(白蘭)