ときめきたい。胸キュン映画4選

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歳を重ねるにつれて、恋愛、婚活においても現実的なものの考え方をするようになり、純粋に胸キュンする瞬間が減ってくるもの。

でも、恋する気持ちを忘れてしまっては、ますます恋が遠のいてしまいます。

今回は、25〜34歳のアラサー未婚女性324人のキュンキュンする瞬間エピソードとともに、恋愛コラムニスト・ひかりが恋愛モードになれる映画を4本ご紹介します。

■アラサー女性がキュンキュンしちゃう瞬間とは?

そもそも女性がキュンキュンしてしまう瞬間というのは、どんなときでしょうか?

アラサー女性の胸キュンエピソードとともに紹介します。

◇(1)好みのタイプの人にストレートに迫られたとき

・「ストレートに好きと言われる」(27歳/小売店/販売職・サービス系)

・「好みのタイプの人に、ただひと言『好きです。付き合ってください』だけでいい」(27歳/小売店/販売職・サービス系)

・「2人きりの夜にバックハグか手を握られて『オレと付き合って』って言われたい」(34歳/医療・福祉/専門職)

・「まわりに誰もいない帰り道に、2人で並んで歩いているとき、ストレートに『好きだよ』って言って、ちょっと照れていたりする」(30歳/その他/クリエイティブ職)

・「車の中など、2人っきりのときに『最初から好きでした。付き合ってください』というようにストレートに言われたらキュンときます」(30歳/金融・証券/事務系専門職)

やはり男性にはストレートに告白してもらいたいものですよね。

そこに異性としての魅力を感じる女性は少なくありません。

◇(2)純度の高い愛情を与えられたとき

・「真剣に2人のことを考えてくれているような会話(将来のこととか)をしてくれる!」(28歳/建設・土木/技術職)

・「家事とか普段やってることに、感謝の気持ちを伝えてくれる」(25歳/医療・福祉/専門職)

・「仕事で疲れて帰ってきたときに犬のようにうれしそうに玄関まで出迎えにきてくれたとき」(33歳/印刷・紙パルプ/その他)

・「風邪をひいて寝込んでいるときに、そばにいてくれたら胸キュンします。甘えちゃいます」(31歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)

・「『君が望むなら』という態度でなんでもこなされるとキュンキュン」(30歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

濁りのない純粋な愛情を注がれると、心を奪われずにはいられないことも。

それだけ本当の愛には、人を惹きつけるパワーがあるんですよね。

◇(3)ふとした瞬間に、やさしさが見えたとき

・「体調不良やよくないことで落ち込んでいるときに、気にかけているのがわかるLINEをくれる」(31歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

・「道を歩いているとき、車道側から歩道側に誘導してくれる。そっと手をつないでくれる」(31歳/その他/販売職・サービス系)

・「さりげなく荷物を持ってくれたり、扉を開けてくれたりする」(25歳/医療・福祉/専門職)

・「自分が好きだと以前言ったものを覚えてくれていて、さりげなくそれを買ってプレゼントしてくれたとき」(31歳/建設・土木/技術職)

・「小さい子どもやお年寄り、動物などに、笑顔で接しているのを見たとき」(27歳/医療・福祉/専門職)

さりげないやさしさに気づくと、胸がときめきますよね。

普段見せる顔とのギャップがあるほど、キュンキュン度が上がるものです。

◇(4)自分(との関係)を守ってくれたとき

・「待ち合わせ中、彼を待っている間にナンパされて、それを見た彼が『何の用?』って間に入ってくれたとき」(34歳/医療・福祉/専門職)

・「緊急時に先頭きっていろいろな物事を進めてくれるとき」(26歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「飲み会のときとかに、いろいろ聞かれて困っているときにさりげなくフォローに入ってくれる」(28歳/商社・卸/事務系専門職)

・「男勝りであまり人に頼らない性格だけど『暗いと危ないから』と一緒に帰ってくれたとき」(28歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

・「暗い道を歩いているとき、自然と手をつながられるとキュンとする」(34歳/学校・教育関連/専門職)

「男性に守られている」というシチュエーションにキュンキュンする女性は多いもの。

とはいえ、最近の映画では、女性が男性を守るパターンも増えてきているので、お互いに守り合うのがいいのでしょうね。

◇(5)夢のようなキラキラした世界に連れて行ってくれたとき

・「東京ディズニーランドのシンデレラ城の前でプロポーズ」(27歳/その他/事務系専門職)

・「数回目の2人きりのデートにて夜景の見える場所で告白される」(25歳/医療・福祉/専門職)

・「海沿いに見える夕日を前に、うしろから抱きつかれ、『寒くない? コーヒー買ってきたよ!?』」(31歳/商社・卸/事務系専門職)

・「花火やイルミネーションが格別に素敵な場所だと胸キュンする」(33歳/その他/事務系専門職)

・「高級なレストランのような普段行かないところに連れて行ってくれてもてなしてくれる」(26歳/小売店/技術職)

世知辛い毎日から連れ出してくれるようなイケメンの王子様が現れたら、お姫様気分になれるものですよね。

映画でも、こういったシーンがあると、観ていて胸キュンすることも多いです。

■胸キュンしたいときにおすすめの映画

今回は、胸キュンできる恋愛映画を4本ご紹介します。

最近、なかなかときめかない! なんてお悩みのあなた、ぜひ参考にしてみてください。

ストーリーがユニークな作品ばかりなので、今、恋愛に興味がない人でも楽しめますよ。

◇(1)『エターナル・サンシャイン』(ミシェル・ゴンドリー監督)

アカデミー脚本賞など、数々の賞を受賞した“恋の記憶”を扱った作品です。

あらすじ
「ジョエル(ジム・キャリー)は、クレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)と喧嘩別れをしてしまい、仲直りをしようとしていたら、彼女がラクーナ医院で自分との記憶を消し去る施術を受けたことを知る。自分も彼女との思い出を消し去ろうとラクーナ医院の門を叩くのだが……」

恋人と別れたら、「もう彼のことを忘れてしまいたい!」なんて思うものですが、本当に忘れてしまってもいいものなのでしょうか?

そこには輝かしい素敵な思い出もたくさんあるからこそ、その失恋は悲しいわけですしね。

そうでなければ、別れたときにはせいせいするものでしょう。

もしこんな記憶を消してくれるサービスがあったら、あなたは受けたくなりますか?

この映画では、「人を好きになることは、理屈ではないんだ」ということも感じさせてくれます。

惹かれる相手というのは、いつ、どこで出会っても惹かれてしまうのかもしれません。

それは記憶を消されたあとでも。

大人の恋愛は、頭でばかり考えて、相手の条件ばかり見がちですが、こんな風に本能で求めてしまう相手と出会ってしまったら、理屈抜きで恋に落ちてしまうのかもしれませんね。

◇(2)『カイロの紫のバラ』(ウディ・アレン監督)

奇才・ウディ・アレン氏の脚本・監督によるファンタスティックなラブ・ロマンス作品です。

英国アカデミー賞とセザール賞最優秀外国映画賞を受賞し、『タイム』の「ALL-TIME 100 best films」にも選ばれている作品です。

あらすじ
「失業中の夫を支え、愛のない生活にうんざりしているセシリア(ミア・ファロー)は、映画館で上映中の『カイロの紫のバラ』に夢中になり、5回も観ていた。すると、映画のスクリーンの登場人物であるトム(ジェフ・ダニエルズ)がセシリアに恋をして、そのままスクリーンから出てきて、彼女を連れて映画館を脱出してしまう。映画はトムが不在のため、ストーリーが変わってしまい、大騒動。さらに今度は、トムを演じた実在の俳優・ギルが街にやってきて、セシリアと出会い、恋に落ちてしまう。セシリアはトムとギルのどっちを選ぶのか?」

「つらい日常から連れ出してくれる素敵な男性が現れてほしい!」なんて思っていて、映画のスクリーンの中から、あこがれの登場人物が出てきて自分を連れ出してくれたら、幸せですよね。

しかも、実際にその役を演じている俳優が目の前に現れ、自分のことを好きになってくれたら、どっちにしよう? なんて悩んでしまうもの。

そんな夢のようなシチュエーションはもちろんのこと、現実のほろ苦さまで味わえる、ウディ・アレンらしい大人の作品です。

◇(3)『Bの戦場』(並木道子監督)

お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこさんが主演している、笑えて、感動できて、女性を幸せな気持ちにさせてくれる作品です。

あらすじ
「自分がブスであることを認め、結婚を諦め、ウェディングプランナーとしてバリバリ働いている主人公・香澄(よしこ)が、ブス好きの“B専”であるイケメン上司・久世(速水もこみち)や人の中身のよさを見ることができるフラワーコーディネーターの武内(大野拓朗)に好意を寄せられ、三角関係の渦中の人となる。香澄が選ぶのは、どっちなのか?」

容姿にコンプレックスを抱いたことがない女性は少ないもの。

でも、そんな欠点をむしろ肯定してくれる男性や、容姿以上に中身の魅力に気づいてくれる男性がいたら、幸せですよね。

B専の久世が目をキラキラ輝かせながら、「君は、絶世のブスだ!」と香澄を褒めたたえるシーンがとにかくおもしろいんです。

言っている本人は、悪口ではなく本気で求愛していますからね。

こんな愛の告白のシーンは見たことがありません(苦笑)。

そして、おもしろいだけではなく、この映画を見ていると心が洗われるのです。

それはなぜかというと、単に「劣等感があっていいんだ。そのままの自分でいいんだ」というような“甘やかしの映画”ではなく、「どんな欠点があろうと一生懸命、真心を込めて生きていれば、その魅力に気づいてくれる人がいるよ」というエールを送っている作品だからです。

香澄は、中身がすごく美人なんですよね。

◇(4)『her/世界でひとつの彼女』(スパイク・ジョーンズ監督)

アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した作品です。

あらすじ
「近未来のロサンゼルスが舞台。傷心の日々を送っているセオドア(ホアキン・フェニックス)は、人工知能型OSサマンサ(声:スカーレット・ヨハンソン)を使うようになると、次第に“彼女”と過ごす時間に幸せを感じ、声だけで実態のない“彼女”に本気で恋をしてしまう」

これは、いろいろなことを考えさせてくれる作品です。これからちょっと先の未来に、この主人公のような恋をする人が出てきてもおかしくありません。

恋愛は自分の心でするものだから、たとえ片思いであっても、自分の中に愛が生まれれば、それはある意味、「恋愛している」といえます。

逆にいえば、好きでもない人にいくら愛されても、自分にとっては恋愛ではないですしね。

ただし、今回のように道具(魂のない存在)に対して、人間と同じような愛情を抱くとなると、ちょっと肯定できる話ではなくなってきます。

なぜなら、その存在によって現実逃避ができてしまい、自己の成長を妨げてしまうこともあるからです。

実は、今回の映画紹介で、ラストにこの作品をご紹介したのには、理由があります。

それは、この作品にも通ずるテーマでもありますが、やはり恋愛は、映画で疑似体験するよりも、「リアルに経験したほうがいい」ということです。

映画は、うまくいかない日常を忘れさせてくれるひと時を与えてくれるものですが、そこに留まっているだけではもったいない。

映画で勇気をもらったからこそ、リアルな世界でも一歩踏み出すことが大切なのです。

■まずは映画で恋愛モードに!

映画を通して、登場人物に感情移入することで、愛を学べることもあります。

でも、恋愛は実体験するからこそ、おもしろみがあるもの。

今回紹介した胸キュン映画を観て恋をしたくなったら、勇気を出してリアルな恋に踏み出してみましょうね。

(ひかり)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年8月20日〜8月22日
調査人数:324人(22〜34歳の働く未婚女性)