人気アイドルグループ・日向坂46のファースト写真集「立ち漕ぎ」が28日に新潮社から発売される。

 今やアイドル界の頂点に君臨するほどの人気ぶりの「坂道シリーズ」の1グループである日向坂だけに、初写真集をめぐっては、各出版社の間で争奪戦が繰り広げられたというのだ。

 「『週刊プレイボーイ』に頻繁に坂道のメンバーを登場させている集英社が有力視されていましたが、フタを空けて見たらこれまで付き合いのなかった新潮社からの出版で業界内で話題になっていました」(出版業界関係者)

 新潮社といえば、坂道シリーズ同様、秋元康氏が総合プロデュースを手掛けるAKB48グループのスキャンダル記事を「週刊新潮」(新潮社)が何度も報じている。そのため、日向坂の写真集発売はまさかの出来事だったようだが…。

 「坂道の運営としては、写真集利権を与えることにより、スキャンダル封じになります。各出版社とも年々、書籍の売り上げが落ちているだけに、穴埋めに必死。新潮社も屈してしまったことで、坂道のメンバーたちのスキャンダルが出る可能性があるのは『週刊文春』(文芸春秋)だけになってしまいました」(芸能記者)

 同写真集は予約段階から連日、大手通販サイト「Amazon」の「本の売れ筋ランキング」で上位に顔を出しているだけに、かなりの売り上げを記録しそう。坂道の運営側にとっても新潮社にとってもWin−Winになりそうだ。