悩めるカップルの2組がイタリア7日間の旅を通し、最終日に”結婚する”か、”別れる”かのどちらかを必ず決断する、最も残酷で、愛に溢れた結婚リアリティーショー『さよならプロポーズ』。第1回目の放送が8月24日にAbemaTVにて放送された。

 登場するのは、仕事が第一の彼氏を持つ交際2年の同棲カップルと、関東と関西の遠距離恋愛をしている交際3年のカップル。「結婚について彼がどう思っているのか分からない」「結婚したいけど今の仕事をもっと頑張りたい」など、誰しもが経験するであろうリアルな悩みと、本音を剥き出しにしていく。

 番組のメインMCには小籔千豊、第1回の放送のスペシャルゲストに紗栄子、ゲストにかまいたち濱家、レギュラーゲストには桃が登場。カップルたちの旅の様子を観ての、MCゲスト陣の鋭いトークにも注目だ。メインMCを務める小籔に番組への意気込み、若いカップルへ想う事、などを聞いた。

同じことで何度もケンカ…若いカップルに思うこと

――新番組『さよならプロポーズ』のメインMCを務められるということで、小籔さんは普段恋愛リアリティーショーをご覧になりますか?

小籔: 自分は観る方ではないのですが、嫁はんが『あいのり』が大好きで、当時『あいのり』が始まる時間までには帰らないといけない門限があったりして。僕は嫁はんが夢中になって見ている横で、違う事をしているだけなんですけど、でも頑張って早く帰ってましたね。『あいのり』と『探偵ナイトスクープ』が始まる時間には一緒にいないといけなかったんです。。

――“あいのり門限”があったとは! 『さよならプロポーズ』は『あいのり』よりももっとリアルで大人な番組になっていきそうですよね。ご覧になった感想はいかがですか?

小籔: すごく切実ですよね。本当は人の恋愛や結婚には口出しをしたくないですし、2人で解決してくれたらいいやんと思うのですが、この番組をカップル同士で観ると良いと思います。出演カップルの「良いところ」「悪いところ」を一緒に見て欲しい。若いカップルを見てると、延々と同じ内容で喧嘩してるんですよね。同じ事で揉めて何度も繰り返している。「ここは引かないといけない」とか「ここは言うべき」って事を日本全国で共通認識が持てれば、幸せなカップルが増えると常々思っていたので、この番組はまさにピッタリだなと。

――同じ理由でずっと喧嘩……あるあるですね。

小籔: そうなんですよ、25歳のカップルが30歳になっても昔と同じ理由で喧嘩、35歳になってもまた同じ喧嘩。この番組で、なんとかそれを食い止めたいなあって思いますね。

この番組の視聴者層のメインは20代後半から40代かなと思うのですが、本当は15歳くらいから観て、男子にも「俺が結婚するならこうや」「俺が結婚する世代になっても、こんな事はしないぞ」っていう知識を身につけて欲しい。全ての人が結婚すべきだとは全く思わないのですが、多くの人たちが決断してきた事なのでね。ここまで、結婚・プロポーズにじっくり取り組んだ番組ってこれまで無かったと思うので。いつか自分もね、経験することなんだと思って観ていただきたいですね。

今の奥さんとの結婚はまるでガンジス川のよう「静かに穏やかに流れる恋愛だった」

――恋愛や結婚についての勉強ができるという。小籔さんも出演側にまわったら、7日間で決断出来ますか?

小籔: そうですね。僕は嫁はんと付き合って1年くらいで「この人と結婚する」と決めてたんで。僕は高校生の時から結婚相手探していましたし、(奥さんと)19歳で出会って20歳で結婚しようと決めたので、決断は早いと思います。
 

「いま」結婚したい彼女と「今じゃない」彼氏…『さよならプロポーズ』より

――奥さんを結婚相手にした決め手は何だったのですか?

小籔: 親を大切にしているか、店員さんに対応は良いか、言葉遣いは汚くないか、とかそういう基本的な事なんですけど、日々の暮らしの中でチェックしていましたね。それで(奥さんとは)金貯まったら絶対結婚したいと思っていました。

そこから9年間付き合って、喧嘩とか言い合いもゼロで。ガンジス川の様、汚いですけれども静かに穏やかに流れている恋愛していましたね。よそはミシシッピ川というか、ナイル川というか激流でね。

――ゆったりした時間を経て。

小籔: 8年目くらいの時に、これは待たせすぎだと思って、金無くても結婚しなきゃと思ったんです。それで同棲の部屋を探していたら、当時の相方に解散を言われて、「あ、この世界辞めて結婚しよう」と思ってプロポーズして。幸運にも周りの方に芸人を辞める事を止めてもらって、嫁はんには「結婚はする。でも芸人はとりあえず一年だけ続けさせて欲しい」とお願いして、それを応援してくれて今に至るので本当に有難いですよね。

――今後の番組でも小籔さんの恋愛に関する意見やアドバイスを聞けることが楽しみです。今日はありがとうございました!

取材・インタビュー:中村梢
写真:You Ishii