【サブカル日韓】韓国のホラー漫画がドラマ化! 話題の秘密は“イ・ドンウク効果”?  

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8月31日から韓国の映画専門チャンネル、OCNで放送スタートとなるドラマ『他人は地獄だ』が話題だ。

期待に胸を膨らませて上京した青年が「人間による地獄」を経験するホラー・ミステリーで、引越し先の安アパートで出会った住人たちの狂気に迫る恐怖と好奇心を描く。

本作は、同タイトルのウェブ漫画を元に再構築した“実写化ドラマ”だ。原作コミックは韓国最大手のポータルサイトNAVERで2018年3月〜2019年1月まで連載され、日本でもLINEマンガを通じて翻訳版が配信されている。

韓国では連載当初から高いアクセス数を記録し、ラブコメやファンタジーといったウェブ漫画の王道を抑えて常にランキング上位をキープし続けた人気作だった。

恐怖心と好奇心を交互に刺激する絶妙なストーリー展開が高く評価されたようだが、日本ではすでにホラージャンルの漫画が一般的であったことから、さほどヒットせず反響も少なかった。日本と韓国の間で生じた“人気のギャップ”は大きかったのだ。

ところが、今回のドラマ化に関しては少し状況が変わってくるようだ。韓国ドラマを愛する日本のネットユーザーからは意外にも、「絶対に日本でも放送してほしい」「なんとかしてリアルタイムで見たい」といった声が多く寄せられている。

(写真提供=OCN)

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本作で主人公ユン・ジョンウを演じるのは、ZE:A出身の俳優イム・シワンだ。

2012年に放送された『太陽を抱く月』(MBC)で本格に演技活動をスタートさせ、その後も『応答せよ1997』(tvN)、『ミセン−未生−』(tvN)といった数々のドラマ作品に出演。人気アイドルグループ出身でありながら、演技派俳優としての地位を着実に固めてきた。

2017年に入隊したイム・シワンは、去る3月に軍服務を終えたばかり。『他人は地獄だ』は彼の除隊後初の復帰作となるだけに、期待も大きい。

そんなイム・シワンを凌ぐ勢いで注目されているのが、俳優イ・ドンウクの存在だろう。

彼が演じるソ・ムンジョは、主人公と同じアパートに住む利発的な歯科医。優れた話術と芸術的感性を持ちながらどこか謎めいたところがあり、不穏な空気を纏っている人物だという。

184cmの高身長と彫刻のような顔立ちが印象的なイ・ドンウクは、これまで多彩なドラマ作品を通じて世の女性を魅了してきた。特に、昨年日本でも放送された『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』(tvN)では死神役を好演し、生まれて初めて人間の女性に恋をした一途で不器用な姿が大きな反響を呼んだ。

そんなイ・ドンウクが今度は狂気に満ちた劇中世界で“不穏な歯科医”を演じるのだから、当然ファンの期待も高まる。彼自身も最近行われたインタビューで「僕にとっても新たな挑戦。イ・ドンウクにはこんな姿もあったんだと感じてほしい」と語っている。

実際に、ドラマ化のニュースが報じられてからLINEマンガには「イ・ドンウクが出るから読みにきた」というコメントが続々と寄せられており、肝心の作品に対する評価も上々。韓国と同様に注目され始めている。

イ・ドンウク(写真提供=OCN)

さらに言えば、イ・ドンウク演じるソ・ムンジョは、原作にないオリジナルの登場人物だ。ファンからすれば、イ・ドンウク目当てで作品を読んでいるにも関わらず、彼が劇中でどのような姿を見せるのかがまったく未知数なのである。話題性のわりに事前情報が少ないという点もまた、『他人は地獄だ』が予想外の注目を集める要因なのだろう。

ドラマ化をきっかけに、原作コミックもじわじわと人気が上昇している『他人は地獄だ』。LINEマンガという大手アプリをプラットフォームとしているだけに、韓国でのドラマの反響によっては日本での放送はおろか、リメイクも夢ではないかもしれない。

(文=姜 由奈)