【お得なクレカ・ポイント活用】まだまだ増える○○ペイ。ファミリーマートの『ファミペイ』を試してみた
クレジットカードやポイントのお得な活用方法を指南する【お得なクレカ・ポイント活用】。今回はコンビニ独自のコード決済の『ファミペイ』について紹介します。セブン&アイグループの『7pay』のトラブルから、○○ペイには食傷気味という人も多いかと思います。とはいえ、自分が安心できる範囲で、うまく使って、得できるサービスもありますよ。
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くまのキャラクターがかわいい『ファミペイ』
7月1日より始まったファミリーマートの『ファミペイ』。同日にスタートした『7pay』の騒ぎでなかなか手が付けられずにいたのですが、そろそろと思って始めてみたところ、ゆるかわなアプリで、親しみを感じました。
『ファミペイ』アプリの画面。キャンペーンや新商品の情報が見られる。
一番の違いはくまのキャラクターが案内してくれるところ。お腹に「ペ」の文字が書かれたこのキャラクターは、「ファミッペ」という名前で、男の子のくまだそうです。
会員登録を「ファミッペ」が案内してくれる。
こんなスタート画面だと、面倒な会員登録もやる気になる。
会員登録は電話番号を入力し、SMSに送られてきた認証コードを入力します。これが本人確認になります。そして性別、生年月日、郵便番号、パスワードを入力して登録。
電話番号で会員登録し、SMS認証で個人確認。
登録が完了すると、ファミッペがウェルカムクーポンを差し出してくれました。
会員登録を終える頃には、ファミッペのキャラクターにハマってしまいました(笑)。
『ファミペイ』アプリにはお得がいっぱい
ファミッペがくれたウェルカムクーポンとは、ペットボトルのお茶の無料クーポン。有効期限は2週間以上あるので、使いやすそうです。この初回登録プレゼントのクーポン以外にも、お得なサービスが定期的に行なわれています。例えば、「ファミチキ」が無料でもらえたり、対象商品を購入してスタンプが5個貯まると、コーヒーやお菓子がもらえるなどのサービスもあります。
会員登録でもらったお茶のクーポン。「クーポンを使う」で利用できる。
対象商品のコーヒーやラテを5回購入すると1杯無料になるスタンプ。
これらのクーポンは普通に現金で買い物しても、受け取ることができます。ただ、『ファミペイ』で購入することで、「ファミペイボーナス」がもらえる商品があるので、対象商品を購入するのであれば、『ファミペイ』を利用した方がお得。
「『ファミペイ』を使って!」というより、クーポン目的でいいから、「ファミリーマートに来店してね」という、ゆるいアプローチなので利用しやすいアプリです。
『ファミマTカード』を持っていれば、クレジットカードからチャージすることもできますが、『ファミペイ』は基本、ファミリーマートのレジでチャージします。自分で利用する金額を決めてチャージできるので、使い過ぎが防げるところもいいですね。
公共料金や通販の請求書など、バーコード付きの請求書がファミリーマートで支払えるかどうか、事前に確認できるサービスもあります。
念のため支払えるかどうか確認しておくと安心。
ファミリーマートとしては、『ファミペイ』に登録してもらうことで、どの辺りに住んでいる何歳代の男性や女性が、どのようなものを買っているかというデータを、マーケティングに活用することができます。そのために利用者にクーポンなどで、お得なメリットを与えてくれているんですね。
現金支払いではわからなかったこのような情報を、キャッシュレス化することで活かせるというメリットがあります。購入データを活用されると言っても、個人が特定されるわけではないので、この見返りにお茶やファミチキがもらえるのなら、私は利用しても良いのではないかと思います。
ファミペイ
https://www.family.co.jp/services/smartphone/famipay.html
■賢人のまとめ
アプリが乗っ取られたり、お金を悪用されたりするニュースが流れると、ついスマホ決済の利用をためらってしまいます。でもそういった被害に遭わないために、自分で努力することも大切。例えば、新しいサービスは少し様子を見てから利用したり、支払った明細やクレジットカードの明細をちゃんと確認することなど。10月の消費増税を皮切りに、キャッシュレスで支払った方が確実にお得になるので、ためらってばかりもいられなくなります。不安な時は使い慣れたクレジットカードで支払ったり、レジでのチャージで利用できるサービスにするなど、自分が安心できる方法を考えてみてくださいね。
■プロフィール
カード・クレカの賢人 綿谷禎子
ライター、「All About」ガイド。情報誌の編集部から編集プロダクションを経てフリーランスのライターに。現在は小学館発行のビジネス情報誌『DIME』を中心に、企業のオウンドメディアや情報サイトなどで幅広く執筆。生活情報サイト「All About」のガイドも務める。自称、キャッシュレスクイーン。スマホ決済や電子マネー、クレジットカード、ポイント、通信費節約などのジャンルのほか、趣味の文具や手帳の記事も手掛ける。